気づいてないのは本人だけ...

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ユンギside









寮は意外と近く、事務所から10分足らずで着いた。






部屋はなかなか広く、家具も既に用意してありすぐにでも住めるようになっていた。







部屋の間取りなんかを確認していると








2つある個室には既に俺たちの荷物が運び込まれてあった。






なんとなく、ソジュンさんは荷物少ないな...




なんて思っていれば








ヨソン「それじゃ、何かわからないことあったりしたら電話して〜」








と、講師の人はそそくさと出ていった






...気まずいな...







さて、どう会話を切り出そう








俺は会話は得意じゃない







会話を広げるレパートリーなんて持ち合わせていない






と、悩んでいると









ソジュン「あ...

さっき...入口でごめん...」







驚いた


同じく口数が少なそうなソジュンさんから話題が...







入口？




入口って...あぁ




事務所の入口での事か...






それ俺がかなり愛想が悪かったやつだよな






それについては俺も悪かったので謝ることに






するとなぜか








ソジュン「ミン・ユンギ…優しい…」









『？！...なんでフルネーム...

同じ歳だろ？せめて呼び捨てにしろよ

俺もソジュンって呼び捨てにするからさ

...ダメか？』









不安になり最後は疑問形に...







意地悪だよな




疑問形にしたらさ...




大丈夫としか言えないとわかってて



俺...









ソジュン「大丈夫だ...ユンギ...と呼ばせてもらう」









案の定、ソジュンは大丈夫と言った...







言った...言ったけど....









なんだよ最後の









微笑みは///









美形の微笑みの破壊力を俺は初めて知った









『？！…不意打ちだろ…』









男にﾄﾞｷｯとしてしまったことに俺は戸惑いを隠せなかった









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