近づきたい5 ページ6
う...どうして、どうして「良いです」なんて言ってしまったんだろう...
3メートル離れて中庭まで付いてきたは良いとして...
結果はやっぱりこうだった。
木陰に隠れながら、明星くんとの壁を葉っぱで作ろうと縮こまる
この学院に入学してから怖い人ばっかりだよ...
たくさん声をかけられるし、囲まれちゃうし...追いかけられるし絡まれる
人が怖いのにアイドル科なんて巫山戯てるよ。...もう嫌だ...
真緒「大丈夫。またあいつが飛びつこうとしたら全力で守るからさ。...だからあと少しだけ」
A「...?」
真緒「近づいても良いか?」
小さい子をあやす様な、酷く優しい声をかけられた
そっと伸ばされた手も、葉の隙間から見えてる
...近すぎるのは怖い。でも、身近な優しさは心地良い。
涙が一粒零れ落ちる前に、僕は手を伸ばせるかな
それは次の瞬間、答えが分かった
真緒「...ゆっくりで良いから、俺もお前と話したい...なんて、ちょっとキモいな」
A「...!...そんな事、無いで...」
「す」を言い終わる前に地面と離された僕の身体
何故か衣更くんが僕より低い場所に見え...る...?
渉「おやおや、こんな所で隠れんぼですか?若い子は愉快で可愛いらしいですねぇ☆」
真緒「!?...えっ、って日々樹先輩!!?」
A「へっ...」
一気に血の気が引いた
ぎゅうっと拘束されている身体
耳元に大きく響く声に、みんなの驚く声
...僕が一番怖いのは
渉「ここで会えたのも運命ですねぇAくん☆普段は逃げ回るので中々お話もできませんからね?去年の様には」
A「っ...ちっ、ちちち近いです!!!...お願い、離してくださ...!?」
圧倒的に距離が近すぎる...!!?
明星くんもそうなのだけど、日々追いかけられたり、こうして強引に距離を詰められるのが一番嫌いで一番怖い
現にもがこうとする僕の身体は若干震えてきたし、泣き虫のせいでまた目に涙が浮かぶ
もう、水分不足で死んでしまう様な気がした
北斗「出たな変態仮面!!!遊馬が怖がっているだろう、早く降ろせ!!」
真「なんかヒーローショー始まりそ...!?って遊馬くん大丈夫!!?」
A「だっ...大丈夫じゃないれす...」
この学院に入学してから本当に訳がわからない日々が続いている
渉「おや?まるで私が悪役の様ですねぇ。良いでしょう、即興劇を始めましょうか☆Trickstarの皆さん♪」
スバル「こら〜!アスマを返せ〜!!」
もうやだ...帰りたい
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あこ - 更新再開...神ーここに神が居ますー。定期的に見に来る小説が増えました。 (2020年4月29日 18時) (
レス) id: 93d2604178 (このIDを非表示/違反報告)
HSJはなこ(プロフ) - 本当にこのシリーズ好きで、更新再開していただけて本当に嬉しいです！気長に待ってます！ (2020年4月29日 14時) (レス) id: 35ce901e64 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - 面白すぎ!!!!どうか続きをー！いつまでも待ってます。 (2020年4月24日 15時) (レス) id: 93d2604178 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 夢主ちゃんの行動が可愛いー(*＾▽＾*)更新頑張ってくださいプレッシャーをかけていたらすみません( ;´･ω･`) (2020年4月11日 11時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - プリキュアになれると思ってたけど無理でした。さん» そう言っていただけるととても嬉しいです...!ありがとうございます、頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 12時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝凪世一! | 作成日時：2019年9月18日 1時
