近づきたい40 ページ41
真「ど...どうしよう、遊馬くんに何かあったら...」
泉さんが僕から遊馬くんに切り替えた視線。それがどんな意味を持つのかははっきりとはわからなかったけど...
あのまま帰って来ないのを考えると嫌な予感しかしない
よ、よし!今から探しに....!
そう思って教室を飛び出そうとした矢先、目の前に遊馬くんが現れた
大きく踏み出した足を戻す事ができなかった僕とぶつかると、小さく可愛いらしい声と共にそのまま後ろに倒れこんでしまった
A「う......っわぁあ...!...ご、ごめんなさいごめんなさい!...ち、近い...っ...!?」
真「...って、大丈夫だよ!!?お願いだからそんなに警戒しないで...」
ぶわっ、と涙ぐむ顔すらも愛らしいけれど、臆病な彼からしたら、この距離は恐怖でしかないだろう
僕も泣きそうな目元をぐっと堪えつつ、両手を振る
僕も仲良くなりたいなぁ.....
アドニス「大丈夫か。遊馬、遊木」
A「〜っ...あ...だ、大丈夫です!」
真「わぁっ!?ありがとう乙狩くん...!」
倒れ込んでいた僕と遊馬くんの腕を掴んで、軽々と立たせてくれた
突然腕を掴まれてびっくりしちゃったみたいだけど、今度は乙狩くんに「...俺が守る。」って言われて混乱してる...いや、するよね!?
アドニス「遊馬は小さくて細い。もっと肉を食うと良い」
A「お、お肉...?...」
アドニス「あぁ。良かったら俺の昼飯を分けてやるぞ」
A「...う、ううん。...あっ...でも、ありがとうございます!」
微笑む乙狩くんに、恥ずかしがりながらも頑張って目を合わせてお礼を言う遊馬くん
...あれ.....僕でもこんなに話が続いたこと無いのにな...((
......でも上目遣いの遊馬くん可愛い!!
密かにガッツポーズをして頷いていると、扉からふらふらと明星くんが歩いて来た
ぽーっと頬を染めて、上の空って感じ.....
そのまま僕の肩にもたれかかると、大きなため息をついた
真「な、何...どうしたの明星くん」
スバル「俺本当にアスマのこと好きになりそう...」
真「えっ....って、どういう意味で?」
友情を超えて、って事だよね
つまり....
真「まさか遊馬くんのこと...!!?」
泉「ちょっとぉ、俺から逃げようったってそうはいかないんだからねぇ?」
続きを言わせてもらえず、声の主に振り返る
「また!?」と思いつつ、遊馬くんを護るように立つと...
教室に居た『みんな』が同じように、泉さんの目の前に立っていた。
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あこ - 更新再開...神ーここに神が居ますー。定期的に見に来る小説が増えました。 (2020年4月29日 18時) (
レス) id: 93d2604178 (このIDを非表示/違反報告)
HSJはなこ(プロフ) - 本当にこのシリーズ好きで、更新再開していただけて本当に嬉しいです！気長に待ってます！ (2020年4月29日 14時) (レス) id: 35ce901e64 (このIDを非表示/違反報告)
あこ - 面白すぎ!!!!どうか続きをー！いつまでも待ってます。 (2020年4月24日 15時) (レス) id: 93d2604178 (このIDを非表示/違反報告)
凛々 - 夢主ちゃんの行動が可愛いー(*＾▽＾*)更新頑張ってくださいプレッシャーをかけていたらすみません( ;´･ω･`) (2020年4月11日 11時) (レス) id: 9f94443348 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!(プロフ) - プリキュアになれると思ってたけど無理でした。さん» そう言っていただけるととても嬉しいです...!ありがとうございます、頑張ります(*^^*) (2019年12月10日 12時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝凪世一! | 作成日時：2019年9月18日 1時
