ギャップ王子9 ページ10
ある日の３年B組の朝
事件は起こった
なずな「....明日は槍が降るのか...!?」
登校し、いつも通りに席に着こうとしてふと見た隣の席
普段はほとんど居なく、荷物もさほど入っていない机と椅子
其処に彼が居たのだ
A「...」
なずな「Aちん....?」
A「...」
呼びかけてみても反応は無く、ただ机に突っ伏して寝ているわけでも無さそうなのだが...
紅郎「あぁ、やっぱり気になるよな。...朝からずっとこんな調子だぜ、揺さぶっても起きねぇしよ」
なずな「でも寝てるとも思えないぞ...もしかしてどこか具合が悪いとかじゃないか!?」
紅郎「確かにさっきから一ミリも動かねぇ...A、おい起きろ!」
流石に不味い、と肩を持って無理やり身体を起こすと
なずな「Aちんっ...!...えぇ!?」
A「........うっ....」ぐす
紅郎「何泣いてんだ...!?どこか痛むか?誰かにやられたのか?」
顔を覗き込むと、綺麗な瞳から今にも涙が零れ落ちそうで
いつものひょうきんさは何処にも見当たらず、ただ美少年が今にも泣きそうになっているというある意味イレギュラーな事が起きている
理由もよくわからないが、普段との違いに心配し、頭を撫でたり優しく問いただして見ることにした
なずな「Aちん?...どうしたんら、おりぇ達に言ってみろ!」なでなで
紅郎「あぁ、お前が泣くなんて初めて...そんなことも無いか。だけどそんな事最近無かったじゃねぇか。一体何があったんだ?」
A「...っ....うぅ...」
なずな「よしよし、ゆっくりでいいんだぞ。」
泉「なずにゃん居るー?部活の事で話が...って何してんの?」
なずな「あっ...泉ちん!ちょっと今Aが泣いてて...」
泉「Aが?...どういう事?」
教室のドアから呼びに来た泉も「A」の名前を聞いてすぐに駆け寄る
目の前に立ってみても彼はまだ袖で涙を拭っている状態
普段とはかなり違う姿の彼に教室中がピリピリした雰囲気を醸し出す
泉「ねぇ、どうしたの?...言いにくい事なら別のとこで聞くよ」
なずな「Aちん...」
紅郎「何があった?」
A「っ...ぅ...」
ついには涙がぽろりと零れ落ちてしまったと同時に、
彼の知り合いが色んな所から現れ教室に入ってきた
千秋「Aが泣いているとは本当か!?」
英智「Aを泣かせたって本当?」
夏目「誰がAにいさんを泣かせたノ?」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 587人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝凪世一!!(プロフ) - 夜月さん» そう言っていただけて良かったです(^^)自分も推しとくすぐりあいっこしたいでｓ( (2019年6月19日 0時) (
レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - ﾏｼﾞﾃﾞｽｶｯ!←最推しと推しの絡み...！最高です()私もりっちゃんの脇触りた((殴 (2019年6月18日 14時) (レス) id: 3bb4ad65c6 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!!(プロフ) - 悠李さん» 愛してるだなんて...!!ありがとうございます!これからも頑張ります!!m(_ _)m (2019年6月17日 20時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!!(プロフ) - 2人が本気でキレたら...と想像するだけで惚れまｓ((りっちゃんも隠れセコム説ありますよ(ボソッ (2019年6月17日 20時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
悠李 - 愛してます←←これからも更新頑張ってください！ (2019年6月16日 17時) (レス) id: 9118a43d0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2019年5月24日 1時
