ギャップ王子150 ページ5
A「あははは!さくまの頭にお花の冠乗ってるのって面白い!悪魔が天使の輪っか付けて真似っ子してるみたいだな!」
零「いつからそんな辛辣な子になってしまったんじゃ.......我輩かなしい」
泣くフリをすると、どすっっと鈍い音を立てて草の上に寝転ぶ
葉の緑と隙間から覗く光に、彼がお腹の上に乗ってきたのだと理解した
まるで大きな猫のように、...または小さな子どもの様に
ちゅっと可愛いらしい音をたてて、彼の唇が頬に触れた
零「.......えっ...何でちゅーした?」
A「かなしいって言ったから!そういう時って肌に触れると落ち着くだろ?
...あっ、でも俺、嬉しい時でもちゅ〜ってする!あははっよくわかんない☆」
ぱっと笑顔になったかと思えば、眉を下げて「嫌だった...?」なんて問いかける
「全然。もっとやっｔ(」と首を振ると、「えへへ...♪」と見たことの無い可愛い笑い方をする
こりゃ魔性のギャップ王子だわ...と頭を抱えた(
零「A。もう我輩たちよりだいぶ大人しくなったんじゃから、奇人勝りなんてキャッチフレーズより魔性のギャップ王子に改名した方が良いんじゃない...か...」
A「ふぅ...!....え?何か言ったか?」
零「....その手に持ってるものは?」
A「スコップ!さっき落ちてた!!」
零「それを持って何をしておる?」
「穴掘ってんの!!」と元気よく答える彼にさらに理由を問えば、
ザクッ!!とスコップを地面に突き刺し、ゆっくりと視線を向けた
A「......え?」
零「えっ...」
何故か答えないAに、今までで一番恐怖を覚えたという((
A「あはは!冗談だぞ?別にお前が吸血鬼だからって土に埋めようなんて.....なぁ?」
零「待って待って超怖いさっきまで天使だったじゃろお主...」
A「......あはっ♪」
あっ手が滑った!!とスコップをぶん投げた彼に震えが止まらず、何かしたのかと泣きながら謝った((
落ちたスコップを元の場所に戻し、逃げた零の居た場所の穴を埋め、手を洗う
何やらすぐ近くで聞こえる声に耳を傾け近づくと
...あの時のチェキ(を笑顔で見せびらかす黒髪の彼
うんうんと頷いて目を輝かせる二人の背後に立つと、黒髪の彼は「あ」と声を漏らす
穴を掘っていた理由は、黒髪の彼を思い出して腹が立っていたからだったのだ
A「...」
凛月「...ゴメンナサイ」
あんなに殺意剥き出しにするA、見たこと無い。と、朔間兄弟は口を揃えて告げた
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影 - わざわざ、ありがとうございました！引き続き小説の続きを楽しみに待っていますね！ (2020年10月18日 9時) (
レス) id: 62e337a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
影 - ありがとうございます！ (2020年10月14日 11時) (レス) id: 62e337a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
影 - 急にすみません、私は10月18日が誕生日なのですが、よかったらその日に続きを投稿してくださいませんか？小説の続きを楽しみに待っています…！！ (2020年10月13日 22時) (レス) id: 62e337a9c1 (このIDを非表示/違反報告)
せかるる(プロフ) - いつも作品読ませて頂いております！新章突入おめでとうございます！これからも応援させてください(*^^*) (2020年10月6日 21時) (レス) id: 65805e38ea (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - 初めまして！！いつコメントをさせて頂こうかと悩んでいたところ、ちょうどよく新章ということで！！おめでとうございます！！このシリーズは始まって以来、ずっと応援させていただいてます。爽人くんも作者さまも大好きです！！応援しています！！！ (2020年10月6日 19時) (レス) id: 14eabaed29 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年7月29日 22時
