【あんスタ】誘惑王子に逆らいたい〈2〉 (ページ2)

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誘惑王子49 ページ2

勢いよく身体を起こすと、おもいっきりおでこをぶつけて死ぬかと思った。

まじ痛い、ほんっとうに痛い、痛すぎて意味わかんない。......でも、

それ以上に反応を引かれる要因は、すぐ目の前まで迫っていた

A「はーい、お兄ちゃんたちにごあいさつして?...」

「こんにちは...!」

「「はぁ”あ”っっっ....!!!...?」」

え、なになになにななｎnnn((

目の前でAの服を掴みながら、初々しく挨拶をする小さな子

この子とAを交互に見ても面影はあるしていうかむしろ本人レベル.......

ぽかーんとした顔で彼らを見ていると、その小さな子...弟?...をもう一度抱っこして、

俺たちに爆弾発言を笑顔で言い放った

A「......なんかね、昼寝から目を覚ましたら、小さい時の俺が居たんだ。

...よくわからないけど、今はお散歩中でね」

真緒「よくわからないで片付けたこの人.......え、俺も考えたら負けなやつ?
か、可愛いですね...!!」

「?...えへっ...♪」にこ

ええぇええ何それ可愛い......

小さいAが俺たちの方に手を伸ばしてきゃっきゃと笑う

容姿は幼くとも、その顔はやっぱりAだった。

小さいAを抱っこして、同じように笑うAを見ていたら次第に違和感は消えてどうでもよくなった。

というか何この幸せ空間。2人とも死ぬほど可愛い...

凛月「凛月だよ〜、小さいA。り、つ。」

「り、つ...?...っりつおにいちゃんこんにちは!」ぎゅう

凛月「待って小さい時のAってこんな可愛いかったの?え、ちょっ...ま〜くん、今ほっぺにちゅーされた...無理...好き...」

A「あー...えっと、昔は妹にべったりだったから...自然といろんな人にも興味持ったんだと思うよ。...多分ね」

Aから降りて、今度は俺の方に駆け寄ってきた小さいAを抱っこする

昔はとか、妹にべったりとか、多分とか目をそらして告げるA

...Aの、まだ知らなかった部分を聞けて嬉しくなった。

真緒「えーっと...A、先輩?...俺は真緒。ま、お。言えるか?」

A「真緒?」

真緒「!!?あ、いや...その!!?」

A「ふふ、A先輩って言ったじゃない...♪」

不意に名前を呼び捨てされて、わかりやすく真っ赤になるま〜くん

...悪戯に微笑むAもかっこいい、けど

凛月「...」

「...?」

俺は呼び捨てされてないし。