奇人勝りのギャップ王子〈ご?!〉【あんスタ】【男主】

ギャップ王子202 ページ8

な......な、何で....







何でAが!!?







A「えへへ、ただいま〜♪...俺な、あっち行ってからずぅっともやもや悩んでたんだけど、ちゃんと答え出たんだぞ!」




「答え?」




A「うん!誰かに甘えるのは恥ずかしい事じゃない、でも人を選びなさいってお師匠さんが言ってた!
だから、寂しかった分い〜っぱいぎゅってして?撫でてくれても嬉しいぞ〜☆」






そう言って猫みたいに頬をすりすりくっつけて抱きつく



甘える相手は選べ?はぁ?同じユニットでジャッジメントで重ねた日々無しにして俺たちよりプロデューサーに甘えるってわけ?



こいつらに恋愛要素は皆無だけど、プロデューサーも何抱きしめ返そうとしてんの意味わかんないちょ〜うっっっっざぁい!!!((





泉「誰かあの甘ったれバカ縛るの手伝って」



凛月「うるさい!!Aは俺のだ!プロデューサーごときに渡さない!」



嵐「凛月ちゃん突然ドラマの役入るのやめなさいよ」



レオ「Aルートは認めません!!!プロデューサーっ、好感度がちょっと上だからって手を出すのは許さないぞ!がるるる....」






ゆらりと立ち上がって割れたコップの破片を取ると、全員が焦った様な顔をしてこっちを向く




さっきまでバカやってたくせに何で俺が一番ヤバいみたいな雰囲気出してんの?((




ていうか、普通に片付けようとしただけだし...






もう一つの欠片に手を伸ばすと、こつんと指が触れる




俺の手からするりと破片を抜き取ると、今度は頬に触れる柔らかい感触に気づく






ハッとして顔を上げれば、そこには...







A「こーら。素手で拾ったら危ないだろ?...


っふふ。せな、久しぶりだな〜♪...ねぇ、お前も、おかえりって言ってくれる?」




泉「...A」






見慣れない着物姿。少し伸びた髪をくくって、腹が立つくらい綺麗な顔が顕になる




普段と違う姿。久々に、突然に帰ってきたから、実感が沸かなかった





この怒りは、きっと寂しさを塗り替えようとしたんだ







.....でも、このお人好しすぎる優しさは、









紛れもなく、『A』だ




泉「...おかえり」




A「うん!ただいま〜せなっ。せなもぎゅ〜ってする?今なら30秒フリータイムにしちゃうぞ!俺が飽きたらやめるけどっ!あははっ☆」




司「な...なっ......私も名塚先輩ルートは認めません!!」






この後、部屋の使用時間を過ぎるまでAを質問攻めにしたのは本当の話。




結局会議はできなかったけど、俺たちは満足だった

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