真選組の常識人は坂田さん【銀魂】

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『新八くんが言った通り、俺ら今忙しいんですよ旦那
何か真選組に用事があるならまた今度来てくださいよ』


『んだよ、Aが何で出てこれねェのか位言ってみろよジミー』


『いやだからジミーってやめてくれません?』


『だからお前はいつまでたってもジミーヨ!!』


『ねえ何それ?!俺一生治んないの?!』


『山崎さん、Aさんに会えたらそれでいいんですよ僕たち』


『…そうは言っても……』



『それは出来ねェな』





急に後ろから聞こえてきた声に、反射的に肩が跳ねる

先程の冷や汗がまた流れ出てきて、何とも言えない恐怖心が俺を襲った





『Aは今訳あって外に出すことが出来ねェ
分かったらとっとと帰りな』


『え、なんなの多串くん、俺一応あいつのお兄ちゃんなんだけど?』


『うるせェな、義理だろうが義理
相も変わらず死んだ魚みてェな目してる癖に、のこのことAの兄だなんて言うんじゃねェよ
あと多串じゃねェし何回言わせんだ』


『瞳孔開き切ってるチンピラ多串くんには言われたくねェんだよ!!
義理でもなァ!!俺とAは深ーい愛情で繋がってんの!!!』


『んだとこの腐れ天パ!!!多串じゃねェって言ってんだろ!!!』


『うるっせェなこのニコチンマヨネーズ!!!』







顔を合わせるといつも喧嘩をしだす2人に、俺は頭を抱える




終わるどころかヒートアップしていく言い合いに、俺はどうすることも出来ずにただ立っていた

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