真選組の常識人は坂田さん【銀魂】

《ストーカーから学ぶこともある》 ページ6

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『ストーカー?』


『まァ…はい…』




近藤さんと土方さんと沖田さんがいる部屋で、私は1人正座して応える




『実は…こんなのが届きまして…』




私はそう言って、朝私宛に届けられた分厚い封筒を近藤さんに渡す

近藤さんは封筒を開けて中から写真を取り出そうとするが、手を滑らして床に写真をぶちまけた





『え』


『ああああああ!!!ちょ、あの、土方さんと沖田さんは見ないでください!!ああああ!!』


『……………おいA、んだコレ』




土方さんが拾い上げたのは、私が自室で着替えている写真だった

他にも私が非番の時に団子を食べている姿や、見廻り時の姿、屯所の縁側に腰掛けうたた寝している姿…他にもプライベートな写真がたくさん入っている







『これ送ってきたヤツの目星はついてんですかィ?』


『全くです…今まで撮られてきたことにさえ気付けていなくて…』





そう言うと、部屋はシンと静まり返る



あぁ…真選組隊士にも関わらずこんな醜態を晒すだなんぞ士道不覚悟で切腹だ!!とでも言われるのだろうか…







『Aちゃん。これさ、他に手紙とかなかった?』


『え…あ、一応…怖くて見れてないんですけど…』






私がポケットから真っ白な便箋を出して渡すと、近藤さんが受け取る前に土方さんが力強く受け取った

カサカサと音を立てて便箋を開け、私を抜かした3人で顔を寄せ合って見ている








『……A』


『はっ、はい』


『何も心配することはねェよ。俺たちがこんなふざけた手紙送ってくるやつァ』






血祭りに上げてやる






そう言って、土方さんは手紙をグシャリと握り潰した

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