【黒○】花宮兄妹の復讐大作戦。5【裏切り】

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花宮と加賀野宮がLineするだけ




｢…花宮真だ｣


『なによ』


｢お前の兄貴、加賀野諒だろ｣


『そうよ、なによ
殺したのはあなたみたいなものでしょ』


｢…本当に悪かった｣


『そんなのでお兄ちゃんが帰ってくるわけでもないし、変わるものは何もないわ』

｢…言い訳をするつもりはない。
だがだからって妹に攻撃するのもおかしくないか？
大体あの屋敷に閉じ込めた奴らに罪はないだろ？｣


『…ふん、あいつらが悪いのよ
Aはもともと嫌いなのと重なったからちょうど良かっただけよ』


｢お前、俺よりも腐ってるな｣


『あんたにだけは言われたくない』


｢…とりあえず、俺があいつにしたことは本当に悪いと思ってる。だけどAに報復するのはおかしい。やれるもんならお前がやれ。｣


俺にとっての復讐大作戦
結局形になることはなかった

けれどこれがAのためになるなら
俺は復讐だってなんだってしてやる
代わりにいじめられたっていい
…まあないだろうけど



『…うるさい』


ﾋﾟｺﾘﾝｯ、と携帯から音がした


…一筋縄では行かないようだ
けれどこっちにもAを守る義務がある


｢…俺さぁ
諒に攻撃してないぞ｣


『…嘘よ』


｢…確かにあいつは死んださ。
けどな？Aは生きてる。
生きてるからお前のせいで痛みも感じたし死にかけたこともあった。
…それでもお前はまだ続けるのか？｣




その日はもう返信が来ることもなかった


こんなんじゃ復讐にならない

どこかで思っている自分がいる

でもそんなの
復讐なんかしたって、Aが危ないことには変わらない

俺は俺で俺らしい復讐を


ゆっくり考えよう









後数話で終わりそうな感じですがほんとにもうすぐです←
意外とあっけない感じで終わりますよ←
理由は完結してから。

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