episode74.5 ページ38
「君の中身が変わったことは気づいているが体の構造は変わらないだろう。困ったことがあれはいつでも言うように。辛かったら休んでも構わない。」
あれ？？？？月のものと勘違いされてる？？いや、まだ来てないから分からんってことで困ってはいる。やさし！紳士！！これぞ紳士！！
『ご配慮ありがとうございます。今のところ大丈夫なので、何かあったらまた来てもいいですか…』
久々に地声を出したらなんか枯れてたけど少し驚いた顔が見れたので良しとしよう。
「…いつでも来るといい。無理をさせているのは分かっている。だがその装いを解くのはやめなさい。」
『はい。心得ました。』
この体のか弱い女の子はどうやって男子校で過ごしてきたのかと思う時がある。魔力は多かったって聞くからそれで対処していたのか。それともみんな紳士的だったとか？まぁそれだったらいいなとは思うけどレオナ先輩とか扱い酷かったし(笑)
『あれ、僕学園長に中身が違うこと言ったっけ…』
「言わなくても分かる。教師を舐めてはいけないよ。」
『え"？！』
ボソッとした呟きに返事が返ってくる。
えぇ、うそじゃあ学園長も初めから分かってたってこと？うわ、一人で恥ずかしー
てかじゃあ魔法のことも知ってるんじゃ？！
『あの、じゃあこの魔法のことも知ってるんですか？！』
「あぁ。禁術ではあるが知っている。だか教師として私の口から教えることは出来ない。」
『そ、そんな…』
まさかの教えられない発言に絶望しかける。
「…そこの本は何時でも見ていい。」
『え？』
「余り遅くまで居ることは許可出来ないが入室は許可しよう。以上だ。」
それは、そこにヒントが書かれてるってこと？これは見るしかねぇな。
『あ、ありがとうございます！…失礼しました。』
新たな手掛かりが見つかったことと、紳士的に優しくされたことでホクホクの表情で部屋を出た。
良く考えたら禁術ともなろうものが学校の図書館に置いてあるはずがない。
さぁ帰ろうと踵を返すと誰かに腕を掴まれていた。
「早く来い！！大変なことになってんだ！」
『はぁ！？』
折角浮いていた気分がミトコンドリアのモブらしい焦った表情で一気に沈んでいった。
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ミキ - いやミトコンが好き！かっこよ！ (2021年7月26日 9時) (
レス) id: 027cc676f2 (このIDを非表示/違反報告)
ドグマ - サバナクロー寮との絡みが好きです笑更新待ってます！ めっちゃ好きです((告白 (2020年8月16日 1時) (レス) id: badd7d2e72 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 菜乃さん» ひょえ？！せ、性癖に刺さってくださる方がいらっしゃったとは…！！嬉しい限りです！ありがとうございますっ！ (2020年8月16日 0時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 桜庭まる。さん» ありがとうございます！やっと投稿致しました。またゆっくりですが更新していこうと思いますのでよろしくお願いします。 (2020年8月16日 0時) (レス) id: 858c079785 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃 - 主さんの語彙力は尽きないんですか……？（訳本当に最高てす結婚してくだry……実はワタクシ、嫌われからの和解系が好きなのですが(ﾅﾝﾃﾞﾀﾞﾛｳ……）この小説はワタクシの性癖にドンピシャでした……続編楽しみにしてます…… (2020年8月14日 15時) (レス) id: 76c1001e6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/rkrn_sakuya
作成日時：2020年5月15日 18時
