episode9 ページ10
カリムside
中庭に出れば砂漠特有の涼しい夜風が身にしみた。
くるっと向き直ればその少女は佇んでいた。
「率直に聞く。あの毒は君が入れたのか？」
オレの質問に驚いたように固まった。
でもどう見たって都合が良すぎる。あんなに狙ったように毒の入った料理を見つけ出せるものか。オレでも分からなかったのに。
その時のオレはジャミルが危険に晒されたと知って頭に血が上っていた。
「…まだ幼い。重い罪にはならない。素直に((『はぁ？？？そんな馬鹿なことする暇があったら家の雑草を抜いていた方がマシです。冗談なら笑える冗談を言ってくださいませ。』ざ、雑草？？！」
まさかの回答にオレもジャミルも顔を見合わせる。
『大体、毒なんか心理戦ですわ。賭けただけの事。』(← 本当は偶々ぶつかって新商品で遊んだだけ)
「ど、どーゆうことだ！？」
『はぁ…、貴方が下げたものは全て毒でした。それの出るペースと油断しやすいタイミング、混入しやすそうな食べ物。そこから導き出したまでのこと。』(←厨二病という病の古傷を抉りながら必死に後からつけている。)
「な、なんて分析力の高さ。」
ジャミルが言葉にした通り本当に幼い女の子とは思えないほどの分析力だった。そしてオレを前にしてこの堂々たる姿。(←分かってないだけ)
同世代か年下の女の子がこれほどまでに強い意志の持った瞳をするのか。
『もういいですか？ちょっと寒くて、』
うって変わる女の子らしい仕草に。
「すまなかった！！！オレはカリム・アルアジーム！こっちはジャミルだ！」
「ジャミル・バイパーです。」
『ふふ、よろしくね。』
「な、名前を聞いていいか！？」
『ひみつ。その方が楽しいでしょ？(黒歴史要員になるので二度と会いたくない)』
こうして夢のような一夜は明けた。
気がついたらあの子は帰っていて残されたのはあのスプーンだけ。
「ジャミル」
「分かってます。あの子でしょう。」
「…お前も気になってたのか！？」
「そりゃあ命の恩人ですから。」
こうして使えるもの全て使ってAのことを調べ上げ、学園再会するのであった。
＿＿＿＿当の本人は全く覚えてません。＿＿＿＿
『だってそんな幼少期に主要キャラに合うとか思わないしこの頃ツイステの世界だなんて知らなかったんだよ！！！』
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処刑人 - アルさんを俺にくれ・・・惚れた‥ (2022年8月17日 1時) (
レス) @page18 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃんこ - アル君スーパースパダリだわ惚れる (2020年6月20日 19時) (レス) id: cf6601d86b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - アル君かっけぇ (2020年6月12日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - うっわぁスコスコのスコティッシュフィールドです。はぁい←アルタイルくん？のあの感じ良いですねー！最新待ってます！ (2020年6月9日 0時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 最初にサウジ組がでてきて嬉しいです。更新楽しみに待ってます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/rkrn_sakuya
作成日時：2020年5月27日 3時
