【ツイステ】前世の知識フル稼働で不運に挑むぜよ。

episode10 ページ11

Asideに戻ります。


その数日後。



見事に付き纏われてる。くそう。顔がいいから無闇には断れないし。



「A〜！！今日はジャミルが弁当を作ってくれたんだ！一緒に食べよう！」



「こらカリム！いきなり話しかけたら驚くだろう。すまないA。その、良かったら一緒にどうだ？」



昼休みになった途端教室に響く声にクラスメイト達はこいつも大変だな。と哀れみの視線を向けていた。


そんな事にも気が付かないAはストッパーがこれだもんな、止まる要素がないよな。と謎に納得していた。




『あ〜、すげー嬉しいお誘いなんだけど今日はアルタイルと食べる予定なんだ。ごめん。』


「どういう関係だ？」


「は？どこの馬の骨だ？」



すーっと場の空気が凍った。


こっわ。なにしたのアルタイル。しかもジャミルくん馬の骨って酷すぎでしょ。



『同室の、』


「同室！？！一人部屋じゃないのか！？」


「………」放心




そんな二人をなんとか振り切って外に出たらアルタイルが心配そうな顔で立っていた。



「！、A大丈夫なのか？」



『なんとか…行こう早く。』




＿＿＿＿＿＿＿




大食堂に入れば出遅れたせいで混み合っていた。
あちゃ〜、こりゃめんどくさいぞ。



『ごめん、アル。』



「お前のせいじゃない。…あそこ空いた。」



くっはぁぁぁぁ…惚れてまうやろ。


アルタイルに手を引かれて食にありつけた。




『あ、そうだ。クルーウェル先生から課題が出てるから帰り植物園に行ってくる。』



「…手伝おうか？」


『大丈夫。大した物じゃない。』


「遅くならないようにな。」


『ん！』




アルタイルと食べる食事は平和で未来を変えてしまうとか考えないからいいとカレーを貪った。

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