episode13 ページ15
課題はラギーに手伝ってもらうことができ、好成績を収めて終わった。
あの日を境になんて自意識過剰かもしれないが、私の良く知るあの明るくずる賢く、立ち回りの上手い男が次の日からそこにいた。
クラスメイト達はその変わりように初めは訝しんでいたが流石ラギエル。あっという間に溶け込んでいった。
最近ではレオナさんのお世話も無事(？)始まったらしい。
「あ！Aくん、ペア一緒にいいッスか？」
問題はここから。どうやら本格的に目を付けられてしまったらしい。あんなこと言ったのにどういう風の吹き回しだ？分からんがとにかくあのたれ目で話しかけてくれる。
『う゛、うん全然いいよ。』
正直に心の内を明かそう。めっっっっちゃ、嬉しい。主要キャラという危険がなかったら。
こんなに危惧していると不思議に思う人もいるだろう。中には俺なら率先して絡みに行きたい。なんて人もいるだろう。私もたまに思う。こんなに話しかけてくれる顔がいい人がいるんだから心置きなく絡みたい。と。
でも何度も言おう。私は不運なのだ。
いつどこで不運が発生するか分からないし、オバブロなんぞに巻き込まれたらぽっくり逝ってしまう。
Q．なら未然に防げばいいのでは？A．できると思ってるのか？あの監督生だってオバブロ解決の道だぞ？＝オバブロ不可避。＝死。ﾁｰﾝ
もっと怖いのは未来を変えてしまうこと。監督生がこないなんてことが起これば私は必ず死ぬ。解決出来るのは監督生しかいない。
要するに命が惜しいのだ。死にたくない。(切実)
「おーい？Aくん？授業終わちゃったスよ？」
『あ、ごめん。』
あんなに語っておいてこの態度って…はぁ。本当ビビリですんません。
「A！お前に客が」
少し硬い表情をしたモブくんが話しかけてくれる。
アルタイルかスカラビア組かなーなんて思いながら返事をして扉を潜る。
『はーい、………あれ間違えか。』
「あ、あっているよ！」
扉の横の壁付近に寄りかかりもせず、いい姿勢で私を出迎えてくれた人の正体に思わず踵を返したくなる。
「…先日は世話になったね。でもああいう時は一言かけて欲しい、」
髪も顔も赤くしながら私のブレザーを差し出してきたのは
「挨拶が遅れてすまない。1年A組リドル・ローズハートだ。その、よろしくしてくれると嬉しい…」
ふいと顔を横に流し、真っ赤に染まった耳と対面する。
『よろしくお願いします…』
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処刑人 - アルさんを俺にくれ・・・惚れた‥ (2022年8月17日 1時) (
レス) @page18 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんちゃんこ - アル君スーパースパダリだわ惚れる (2020年6月20日 19時) (レス) id: cf6601d86b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - アル君かっけぇ (2020年6月12日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
らい太郎(プロフ) - うっわぁスコスコのスコティッシュフィールドです。はぁい←アルタイルくん？のあの感じ良いですねー！最新待ってます！ (2020年6月9日 0時) (レス) id: 61d99012e6 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 最初にサウジ組がでてきて嬉しいです。更新楽しみに待ってます。 (2020年6月6日 21時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/rkrn_sakuya
作成日時：2020年5月27日 3時
