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結弦side
リンクの外が何だか騒がしい。Aも気にしている。他のスケーターも落ち着かないみたいだ。
「真央ちゃん、俺見てくる。」
「真央が行くよ。ゆづくんは練習してて？」
「でも、Aが見に行ったんだけど、戻らないから…。」
「Aちゃんが？じゃ一緒にいこ？」
振り付けの先生に抜けると断って、リンクを出る。カーテンを出てすぐ、Aが茫然と立っていた。
視線の先には、スタッフと揉めている、長身の男性がいた。どうやら、アイツを見ているみたいだけど。
「Aどうした？」
声を掛けたけど、聞こえていない。
何があった？
「ここはスタッフさんに任せよう、ね？」
真央ちゃんも心配して、Aに優しく言い聞かせてる。
どうも様子がおかしい。
心配になって、肩に手を掛けた。
『……Ryo！！』
めったに大きな声を出さないAが、叫んだ……！しかも、男の名前を英語の発音で。
その声に反応したのは、たった一人。
スタッフと揉めていた、アイツだ。
『Rei！？』
嬉しそうに笑って、Aに腕を広げる。
Aが、俺の手をすり抜けて、
アイツの腕の中に収まった。
え……？…………な、んで…？
なんでアイツの腕の中にいるの？
俺、じゃないの……？
どう、して？
「ゆづくんっ！」
小声だけど、強い口調の真央ちゃん。
肘辺りをぎゅっと掴んで、俺の心と身体を引き止めてくれる。
Aとアイツはネイティブ並みの勢いて、英語で会話をしている。
聞き取れねぇよ！
「もっとゆっくり喋れよ！」
小声だけど、心の声が出てしまった。真央ちゃんが俺の横顔を、凝視しているのが分かる。
アイツがAの頬を両手で挟んで、顔を上げさせた！
近いっ！なにやってんだよ！
何で好き勝手させてんだよっ！
抵抗しろっっ！
「ゆづくんっ！声！」
又、真央ちゃんが、掴んでいた肘を引いた。
俺、動揺し過ぎだろ。
全部声に出てるなんて……。
誰も何も言えない状況で、
真央ちゃんが口火を切った。
「……あの〜。Aちゃん……？」
はっと、我に反ったAが、
ガバッと頭を下げた。
「ごっ！ごめんなさいっ！この人、私の兄、なんですっ！……お騒がせ致しましたっ！」
…は……？…お兄、さん？
確かに、Aには兄がひとりいる。
アメリカで仕事していると言っていた。
じゃ、この人が……？
「本当にすみません！」
お兄さんと一緒に、身体を90度に折ってみんなに謝っている。
仲、良いんだな。ちょっとムカつく…
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心菜(プロフ) - suzuranさん» 元々リンクさせるつもりで書いたスピンオフだったですが、何せ記憶力が無いのでf(^_^;読み返して、落ち込んで、の繰り返しで。あと、ゆづさん目線が残っております。彼がどうだったのか、ちまちま書いてみたいと思います。 (2017年6月9日 17時) (
レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
suzuran(プロフ) - 本当だ！リンクしてる！楽しさ倍増しました(≧∇≦) しょーまの気持ちを思うと切ないけれど…守ってくれるゆづさんにキュンとしてしまう私。(汗) (2017年6月9日 15時) (レス) id: 4f2407ab74 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - 鹿さん» ありがとうございますw。束縛モード全開で行ってみました(^-^)負けず嫌いなくらいだから、もし彼女がいたら、いつも自分を見ていないとイヤなのかなぁと。もっとも、きっとよそ見なんて出来ないだろうけど。 (2017年6月5日 21時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
鹿(プロフ) - おそらくここの羽生さんが一番B型ぽいような気がします。わがままでヤキモチ焼きで(*^_^*)ふふ、妄想(笑) (2017年6月5日 15時) (レス) id: 13cf42ba90 (このIDを非表示/違反報告)
心菜(プロフ) - suzuranさん» 妬いちゃうんですよ〜w主人公ちゃんに関しては、猫の額ほどの心しか持ち合わせていないようです。さて、どうやって会見を開こうか…。まとま決めてないんですf(^_^; (2017年6月4日 17時) (レス) id: 15da2c977a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心菜 | 作成日時：2017年3月18日 10時
