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そんなことを思いながら寮に戻ろうとしたら見覚えある2人
紫「室ちん·····?なにしてる、の?」
どうみても室ちんとAちんだ。
紫原「なんでAちんが···泣いてるの?なんで抱きしめてるの? はぁ···まじで室ちんでも許さないよ!!」
お菓子が入った袋を投げ捨て、室ちんに掴みかかる俺。
氷「敦!待て!これは違うんだっ···」
さすがの室ちんでもパワーで俺に勝てるわけないじゃん。
紫「そんなことさせるために、帰りをお願いしてたんじゃないんだけど!!!」
「紫原くんっ!ほんとに違うの!辰也くんはなにも!」
はぁ、ここにきてまで室ちんの味方?
止めに入ろうとしてるようだけど、それ以上近づくと怪我するよ???
紫「はぁ···心底ムカつくね〜。Aちん近寄らないで。室ちんと話してるから。」
頭に血が上りそんな言い方しかできない。
辰「とりあえず···あつ···し、離してくれないか···」
紫「ん、」
ドサッ。
室ちんが崩れ落ち、俺もしゃがんで室ちんに話しかける。
紫「おれ、めんどくさいの 嫌いって知ってるよね?(小声)」
室「···っ!待て!敦!!!!」
あ〜ほんとめんどくさい、この感情。
無くなっちゃえばいいのに···。
紫「Aちーん。怪我ない〜?ごめんね〜?」
「あ、うん···大丈夫、、、。」
涙ふこうと手を伸ばしたら、怖がらせてしまったみたいで、、思わず手をおろした。
紫「Aちん、おれ、めんどくさくなっちゃった···もう、別れよっか。」
「··········え、」
はぁ、なんでまた泣き出すの···。
紫「じゃ、おれ寮に戻るから〜。また明日〜。あ、お弁当とかももうやめてね〜。」
これ以上いたら、気持ちがゆるぎそうで、
急いで背を向けて帰る。
はぁ、俺も泣いてるじゃん。。。
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作者名:はまたそ | 作成日時:2019年10月27日 2時