【歌い手】天宮先生【天月】 (ページ21)

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13話ページ21

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雨が止んだ後、すぐに天宮先生は帰っていってしまった。

私は今、1人スマホを見ていた。

見ているのはニコニコ動画で天宮先生…もとい天月さんが歌っているものだ。

「天宮先生があの天月さんだって、思えないなぁ…ハァ…」

そういうと私はニコニコ動画を閉じ、LIN Eを開いた。

そして電話をかける。

その文字には「お兄ちゃん」とかいてある。

プルルルッと１回コールがなると、すぐ出てくれた。

「お兄ちゃん…いま大丈夫だった？」

すると電話の向こうから聞こえたのは、お兄ちゃんの声ではなく、鼻が詰まったよ))ｺﾞﾎﾝ可愛らしい声をした女の人だった。

「え、ちょ、だれー？！お兄ちゃんって妹ー？！えーらんまくんにも妹いたのー！？え、マジでー！？」

あ、この声、聞き覚えがある。確か…

「Ｐ丸…様？」

「ちょ、おい！…ごめんな、A。んで、どした？」

「あ、ちょ！妹ちゃんAっていうのー？！えー！見てみたいー！てか私のこと知ってるの！嬉しいー」

＿＿＿＿一言でこの状態をあらわそう。

まさしく〝カオス〟だ

「…で、どしたA」
「ダメ兄の様子がきになったから」

「ﾌﾞﾌｫww」

「え、ちょA…「じゃ、おやすみ！」え、まっ…」プープー…

お兄ちゃんはダメだ。相談にならない。