お兄ちゃんはぬいぐるみ-3rd-【紫】 (ページ45)

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最近.…。＊望side ページ45

はぁ…。

俺、どうすればええんやろな…。

Aに"この気持ち"言おうとも、
なんか言葉に詰まるし、タイミング悪かったり…。

なんか、チャンスをものにできへんな…。

崇「A～！！」

A「お兄ちゃ～ん！！」

今、兄妹再会の抱擁をしとる。

相当仲ええんやな。

…

あぁ、ええなぁ…。

ぬいぐるみに嫉妬しても仕方ないんやけど、
やっぱり羨ましい。

でも、朝の咄嗟の手繋ぎは、
俺もこんなことできるんやと正直びっくりしたけど、
嬉しかったな…。

その後、思い返して身体熱くなったけど。

俺は、ほんまに…。

大「の～ぞむくん。」

A「うわっ！

きょ、今日もありがとうございました。」

大「いえいえ～。

今日もよく働いてくれたよ～。

もう、助かっちゃって仕方がない。」

望「え、あ、そうですか…。」

流「…。」

当の流星はそっぽ向いて座って、
花壇の花を眺めていた。

そう言えば、最近ちょっと冷たいんや、流星…。

俺、何かしたかな？

でも、思い当たる節はある。

多分流星は…。

無言で、俺へ試練を与えてくれてるんや。