パン屋のクマさん！？＊重岡side ページ39
着いたで！橙くまのパン屋さん！！
カラン…。
智「わあ〜、ここでバイトするんやなぁ！
お店の雰囲気ええし、ここで人生初のバイトは幸せやぁ♪」
な〜んか、やけにトモがテンションが高い。
確かに、なんか森の中にありそうな感じのお店の佇まい。
落ち着くよなぁ。
でもなんか…、
クマが住んでそうな…
？「おっ！来たか？
君たちが淳太が言ってた二人か？」
智・重「ひゃあぁぁ！？ク、クマが出たぁ！！！」
？「クマちゃうわっ！！
ちゃんと、桐山って名前あります〜！！
二人して驚くな！」
よくよく見たら、図体のデカい人間やった。
驚いて抱きついてきたトモは目を丸くしていた。
一応言うとくけど、
俺たちエルフにとってクマは敵なんよ。
だから、こんなに驚いたわけで…。
照「そんなに驚くか？
んまぁ、ええわ。
これからしばらく君たちの世話する桐山照史です。」
智「はっ、初めまして。
トモ…いや、神山智洋です。
ほらシゲちゃん、ご挨拶っ！」
重「あ、おん。どうも、シゲです。」
智「シゲちゃん！！」
え？なんか、まずいこと言うた？
あ…。
神様がくれた名前使わなきゃあかんかった。
重「すんません。重岡大毅です！
シゲって呼ばれてるもんでつい…。」
照「ははっ！なるほどなぁ〜。
じゃあ、俺もしげって呼ぶわ！
神山くんは…、『もんち』！！
モンチッチに似とるなぁって思て。」
智「へ？もんち？
はい！わかりました！！」
ほっ。なんとか、ごまかせたかな？
トモはもんちか。かわええあだ名もらったやん。
呼んでもらったことのないあだ名やったから、
目をキラキラさせとるわ。
モンチッチはわからんけど。(笑)
照「俺は、クマ以外なら、何でも呼んでええで？」
重「じゃあ、親方！！」
照「ちょと待て！前言撤回。親方も無し！」
重「えぇぇぇぇぇぇぇ？」
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