お部屋 ページ27
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トモくんとシゲくんは淳太くんのところに行き、
いつも通り、望と途中まで一緒に帰って、部屋に戻る。
A「あーあ。今日はいろいろとあったなぁ。」
崇「せやなぁ。トモとシゲの存在にAは驚いたりな？
これでわかったやろ？この世界は、いろんな種族がごちゃ混ぜやって。」
A「うん。
そこで、お兄ちゃんの長ーい過去を聞かされるとは思わんかったけど。
おかげで、大遅刻。淳太くんの目が怖かったんやから！」
崇「それはごめんてぇ〜！」
A「ぷぅ〜…。」
私が怒ったような素振りを見せると、
お兄ちゃんは申し訳なさそうにクマ耳を垂らして、
しゅんとしてしまう。
そうされると私は弱い。
たまに、弱味に漬け込む作戦か？
と思ったけど、お兄ちゃんに限ってそんなことはしないのはわかってる。
きっと、本当に申し訳ないと思ってるんやろね。
それが愛おしいから、つい…。
A「うそうそ、怒っとらんよ？
つくづくあんなに早くお兄ちゃんが帰ってきてくれて、
よかったって思っとるよ！」
そう言って許した。
崇「はぁ〜、よかった〜！！
Aが口聞いてくれんかったら、
お兄ちゃん…、(グスッ)お兄ちゃん…。」
A「へ？泣いとるやん？」
崇「ふぇ〜ん。(泣)
やって、想像しただけで泣きたくなったんやもん！！」
あらあら…。どっちが年下かわからんくなる。(笑)
そんなこんなで、お兄ちゃんと会話を楽しんだ。
やっぱり、お兄ちゃんとの会話は憩いやなぁ…。
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