お兄ちゃんはぬいぐるみ-3rd-【紫】 (ページ19)

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崇「そ、そんな…。」

ジュンタから俺が天界に来た経緯を聞いて、
俺は元から撫でてる肩をさらに落とした。

崇「なぁ、ジュンタ！もう一度戻るの方法とか無いん？」

せめて、家族だけでも、Aだけでも会いたい一心で
ジュンタに聞いてみる。

ジュンタは「んー。」と考えるような素ぶりを見せて…。

ジ「まぁ、無くはないで？」

崇「え、ほんま！？どうすれば…。」

俺はジュンタに『奉公人』の話しを聞いた。

崇「ジュンタ！俺、奉公人になりたい！！

すぐにでもなってAの側にいてやりたい。」

ジ「崇裕の熱意は伝わった。

俺やって、世話する者の願いは聞いてやりたい。けど…」

崇「けど？」

ジ「こっちに来た時期が悪かった…。

この時期は神様も使者も忙しくて、対応しきれんねん…。

すぐは無理や…、この繁忙期を過ぎんと。」

崇「そんな…。」

俺はそれを聞いて途方にくれた。

今頃、Aは泣いてるんやろか…。

今すぐにでも行って、「ごめん」って言いたいのに…。」

そう思ってたら。

?1「ジュンタく～ん！」

?2「ジュンタ～！！」

どこからか、ジュンタを呼ぶ声がした。