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シ「知られても大丈夫やんな？」
赤い服を着たその子は隠れてるものの、
なんか私たちに興味がありそうな顔をしてる。
ト「こ、この人間さんたちは大丈夫なん？」
緑の服を着たその子は流星の後ろのさらに赤い服の子の後ろに隠れてる。
私たちに興味ありそうだけど、
私たちに知られることをすごい心配してるみたい。
その子たちの質問にお兄ちゃんはふんわり笑顔で答える。
崇「大丈夫やで？
こっちは俺の妹のA、こっちは流星のいとこの望。
この人たちは、俺たちの事情知ってるから安心し？」
お兄ちゃんがそう言うと、赤い服の子が出てきて、
私たちをじーっと見た。
シ「ほんま？誰にも言わへん？」
A「うん。私はA。こっちは望。
大丈夫。誰にも言わへんよ。ここだけの秘密やね。」
そう言って、シーのポーズをすると
その子は安心したような笑顔を浮かべて、
シ「あ〜、よかったわぁ〜！俺、シゲっていうねん！
ほら、トモ！大丈夫やって！！自己紹介しよやっ！！」
ト「…。」
トモと呼ばれた子はシゲくんに呼ばれても、出てこようとしない。
まだ、私たちのことを信じきれてないのかな？
そりゃ、そうだよね。
シゲくんたちにとっては初めての人間との接触っぽいから…。
シ「トモ〜！はまちゃんが大丈夫って言うなら、大丈夫や！
ほらぁ！！」
ト「うわぁ、シ、シゲちゃん！！」
トモくんはシゲくんに引っ張られて私たちの前に。
A「初めまして、トモくん。」
ト「あ…。ど、ども…。ト、トモです…。」
トモくんは恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして、
服をいじってモジモジしてる。
なんてかわええんや！！！
ていうか…。この子たち、どこから来たんやろ？
お兄ちゃんが知ってるってことはやっぱり天界の子？
考えてることがわかったのか、お兄ちゃんは、
崇「ほな、自己紹介も済んだとこやし。
この子たちは一体何ものなんか、教えたるわ。」
と、休憩所のテーブルへと案内した。
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