心の闇 �� ページ26
(★Aside)
大学でダンスサークルに入った私は、入部するなりれおにぃのいとことして話題になり、ダンスの実力よりもそちらの方で注目を集めていた。私は正直それが嫌で、ダンスの実力でも認めてもらえるように必死に自主練に明け暮れていた。
ずっとれおにぃのスタイルをマネて踊ってたけど、もっと色んなスタイルをマネて取り入れながら自分のスタイルを作っていきたい！初めてそう思えた時期だった。
そんな私の姿勢を周りも認めてくれるようになって、友達も増えたし、ダンスがますます好きになって、とにかく楽しかった。
そして、いつか私もプロのダンサーとしてステージに立ちたい！新たな夢ができた。
友達とユニット組んでストリートダンスしたりして、少しずつだけど、評価も上がってきて、自信も少しだけついてきてた。
それに裕太くんが休みの日にうちに遊びに来て、ダンス見てアドバイスくれたりして、夢に近づけていると感じていて、とにかく幸せな日々だった。
そして、KRUMPのイベント。まこっちゃんに衝撃を受けた私は感情のまま激しく踊るスタイルも覚えた。それからの私は周りの停止も聞かず、ひたすらに踊り続けた。そんなある日、左膝に違和感を感じ始めた。でも、私は気のせいだと無視してた。
そして事故は起きた。
ステージでリハーサルしてる時に私は膝の激痛に耐えきれず、うずくまった。その私にぶつかった仲間がこけてしまい、その際に機材のコードに引っかかり、機材が倒れてきたのだ。
倒れた先が私ならよかったのに、運悪く私でもなくこけた仲間でもなく、私達と逆側にいた仲間に倒れてきた。
彼女はオーディションを控えていて、そのためにがんばっていた。だけど、その時の怪我が原因でオーディション受けることができなくなった。しかも、怪我がひどく、後遺症が残る可能性もあると言われた。
私は罪悪感にかられた。
私のせいだとかなり責められた。ほんとそうだ！みんなの言うこと聞いて、ちゃんと無理しなかったら、ステージに立たなければこんな事故起きなかった。
自分が怪我した方がよっぽどよかったのにと心の底から思った。
私は彼女から夢を奪った。
だから、私もダンスを捨てることにした。
ダンスサークルも辞め、ダンスに関するもの全てを箱につめて捨てた。
それで償いになるのかはわからないけど、でも、これは私なりの罪滅ぼしだ。
それから人が怪我したのを見るとあの時の光景がフラッシュバックして震えが止まらなくなるようになった。
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HAL(プロフ) - ありがとうございます。今回はまこっちゃんの塩対応や振り回される感じを書いていきたいなと思って、ヒロインのキャラの性格も第一章とガラリと変えてみました。 (2021年9月11日 9時) (
レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 第二章きましたね〜!! 楽しみです！ (2021年9月11日 8時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年9月5日 21時
