心の闇 �� ページ27
(★Aside)
ダンスを捨てた私は抜け殻のようになった。
怪我させた仲間からは完全にラインなども無視、多分ブロックされ、サークル仲間からも距離を置かれてしまった。いや、私がそういう雰囲気出してたのかもしれない。
自分からダンス取ったら、周りにいた仲間すらいなくなって、こんなに孤独で寂しい存在なのか？とますます気持ちは落ちていった。そして私はひきこもった。
大学休んでも誰からも心配する連絡すらない。
友達と思ってたけど、本当は誰一人友達でなかったのかもしれない。もう自分の存在価値ないなと思った。
そんな私をれおにぃは心配して、いつも寄り添ってくれた。
何とか外に連れ出そうとジェネのみんなも誘ってくれた。
そのおかげで私は少しずつ一人じゃないと思えるようになれて、心が軽くなっていった。
でも、その反面、罪悪感も薄まることはなくて、夢であの事故のシーンが何度も出てきてうなされる。
多分私は一生このことを抱えていくのだろう。
外出できるようになっても、どうしても大学に行く勇気が持てなかった。
そんなある日、れおにぃがバイトの話を持ってきた。LDHで雑用のバイトしてみないかと。
引きこもってからの私の支えはLDHアーティストのみんなの曲や動画だった。私なんかが飛び込んでいいの？と戸惑ったけど、自分の近くにいてもらった方が安心するしとれおにぃ。
でもすぐには返事ができなかった。
この頃から私の周りの空気が変わり始めたのかもしれない。
高校時代の友達から、最近連絡ないけど元気？ってラインが来た。嬉しかった。私にはまだ心配してくれる友達いた！って。そして、壱馬ファンの友達からもランペの話を大学でできなくて寂しいよって連絡がきた。
私は一人じゃない！友達もちゃんといた！
壱馬ファンの友達と電話で何度か話す内に勇気がわいてきて、大学に思い切って行ってみた。ダンス関係のみんなは私を避けてたけど、友達が常に隣にいてくれたから、少ししか気にならなかった。でも、やっぱりつらい気持ちはぬぐえなくて、友達には謝って、しばらく大学を休むことにした。
そして、れおにぃからのバイトの話をしたら、絶対しなよ！って後押ししてくれて、私はLDHに足を踏み入れることになったのだ。友達からはいつか壱馬と会わせてねって頼まれたけど、まだ私はそこまで仲良くなれず、会わせてあげれてない。いつか会わせてあげるからね。
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HAL(プロフ) - ありがとうございます。今回はまこっちゃんの塩対応や振り回される感じを書いていきたいなと思って、ヒロインのキャラの性格も第一章とガラリと変えてみました。 (2021年9月11日 9時) (
レス) id: d8bc379b6c (このIDを非表示/違反報告)
らら - 第二章きましたね〜!! 楽しみです！ (2021年9月11日 8時) (レス) id: c287c87241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HAL | 作成日時：2021年9月5日 21時
