話 ページ48
ショッピside
医者「つまり冬騎さんは……末期ガンで……」
ボソボソとしか聞こえない
2つのキーワードだけは鮮明に聞こえる
冬騎
末期ガン
冬騎は末期ガンだった
もうすぐ死ぬらしい
冬騎が死ぬ
社畜が死ぬ
あの居場所から冬騎がいなくなる
目元からは大粒の涙が出ていた
視界が歪む
隣には「冬騎ぃ…冬騎っ…」と、小さな声で叫びながら泣いているチーノがいた
冬騎に両親はいない
エスカレーターかのようにこの話を聞く人が決まっていった
俺とチーノ、それ以外おらんかった
正直聞きたなかった
大切なものを失うという嫌悪感と、
それに気づけなかった自分への憎しみと、
ぐちゃぐちゃしてて、気持ち悪くなって
さっきトイレで吐いていた
ここ2日くらい何も食べてなかったから胃液しか出なかった
俺の中身はからっぽで何も残されてないような気がした
涙を勢いよく拭いた、目がジリジリと痛みを訴えかけてきている
ショッピ「チーノ、…みんなに伝えてくるわ」
チーノ「…分かった」
重たい空気の部屋を開け、また閉じる
受付の方へ行くと、皆集まっていた
皆の表情は似ていた
聞きたいような聞きたくないような…そんな感じ
ショッピ「みなさん、慌てず聞いてください…社畜は…」
俺の記憶を遡って、順々に話した
末期ガンになっていたこと、もう生きれないこと
泣く者が現れた
それにつられて泣く者も
我慢する者もいた
手をぎゅっと握り締め、自分の忌々しさに嫌悪していた
その手からは血が出て、痛みがこちらにも伝わってくる
崩れ落ちる者もいた
自分の無力感を確かめた者もいた
で、みんな共通していたものは、悔しさと悲しさ
兄さん「少しでも、社畜が居たって証を残せる？…今の僕にはもう出来ないこと…君たちに託してもいい？」
トントン「俺が残してみせますよ…社畜は良い奴やから」
ロボロ「冬くん…我慢ぎょうさんしてきた、でも……苦しい時も辛い時も人を笑顔にできたんや…、それを残さんと、、…あいつの人生捨てたもんじゃないって言わせたる…」
グルッぺン「社畜は俺たちに必要だ」
オスマン「過去も今も」
ひとらんらん「これからも」
ゾム「また、遊びたいなぁ…楽しいって笑い合いたいなぁ…」
ペ神「今俺らに出来る最大を社畜にあげたい」
皆、社畜が…冬騎が大好きなんや
心の底から大好きなんや
ショッピ「俺もｯ…冬騎に…ありがとうって…ﾋｯｸ…言いたい…ｯ」
冬騎、待っててな
今そっちに行くから
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フィルライ(プロフ) - し、し、死なないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、 (2021年8月27日 20時) (
レス) id: 5dffbeb247 (このIDを非表示/違反報告)
立夏*Blessing - ふーふーふふを…ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ… この作品見てたら醤油噴き出しました← どうしてくれるんですか？！←← 更新してくれたら許しますけど←←← (2021年7月14日 9時) (レス) id: a918e7945d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 白秋さん» あ、良いっすね！じゃあ一緒に食べましょ(*^^*) (2021年5月21日 7時) (レス) id: ce19df3dc9 (このIDを非表示/違反報告)
白秋(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますうううう( ^ω^)宿題を一瞬で終わらせる方法？そんなの簡単ですよ( ^ω^)食べましょう( ^ω^) (2021年5月21日 6時) (レス) id: dbc7ac14c3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - じゅーまんひっとおめでーす！プレゼントとして、宿題を一瞬で終わらせる方法を教えちゃいまーす！それはですね…殺ればいいんです☆ (2021年5月20日 23時) (レス) id: ce19df3dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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