【刀剣乱舞】壱を求める話

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メンバーが決まった。
へし切長谷部、にっかり青江、鶴丸国永、
そしてムエの大倶利伽羅。

彼らはこれより他の神の領域に踏み入る。
目的は唯一つ。主たるAを取り戻す為。








赤神「問題はどうやって神域に行くか何だよなぁ」


ムエ《神それぞれには、その神を祀る為の
“祝詞(のりと)”が存在している。それを唱えれば
この世とは別の“門”が切り開かれるだろう。
天探女の祝詞を詠唱すればいい。

本丸の正門を使って、
領域の境目である“鳥居”の代用をする》


赤神「ほーん………よく知ってんね？
何？君のような同機体にそんな機能付いてんの？」


ムエ《…………。(ガン無視)》


赤神「(無視された………)
いいよもう………ケチ」




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一行は本丸の正門までやって来る。
ムエと赤神が本丸の正門に
【出入り口】と書かれた札を貼り、
複雑な陣を描いていく。









赤神「長谷部、青江、それから鶴丸。
一応私の布面を貸してあげるよ。
神域に入ったら絶対に外しては駄目だからね？

居場所がバレて、神域の主に追いかけ回されて
あーんなことやこーんなことされて、
何か………別のジャンル小説エチエチ展開に
なっちゃうかもだから」


青江「ああ、成程ね。
所謂、隠れ鬼かな？ふふっ………
そうだねぇ………神域の主たる天探女が
僕らを見つけた瞬間………

根掘り葉掘り、してきそうだ」



加州「青江が言うと、一気に意味深になるよな」

安定「赤神も変な事吹き込まないで」


赤神「あ。ムエちゃんちの大倶利伽羅も。
顔は隠しといてよね」









赤神は一振り一振りに己も使っている布面を渡し、
付けさせていく。
そして再度赤神は全員に忠告を挟んだ。









赤神「………いいかい。
見つかったら直ぐに戻ってくるんだ。
本当に、帰れなくなる」


鶴丸「善処しよう。驚きが無いのは少々華がないが」


赤神「じゃあ君達に誌重ちゃんの真名を教える。
【四重 A】それが彼女の名前だ。
長谷部、指揮は君に任せる。気をつけて」


長谷「拝命いたします。
必ずや、帰ってまいります。

…………行くぞ。気を引き締めろ」









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