‡とある人間のお話‡ ページ42
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俺は大倶利伽羅。
相州伝の広光作で、前の主は伊達政宗。
名前の由来は彫られた倶利伽羅竜。
………それ以上は特に語ることはないな。
馴れ合いは好きじゃない。
夜蝶「見つけたわっ！
さ、観念しなさい倶利伽羅っ！！」
……………こいつが今の主だ。
正直鬱陶しいくらい付きまとってくる。
”奴“の方が静かで、無駄な馴れ合いを
する必要はないが、
こいつは煩くて、あまり好きじゃない。
夜蝶「これからここで私も暮らすんだから、
少しくらい話を聞きなさいよー！」
伽羅「……………馴れ合うつもりはない。
昼寝の邪魔だ。放って置いてくれ」
夜蝶「あら？審神者として未熟の私を認めないって？
いい度胸してるじゃない」
どこへ逃げてもどれだけ隠れても、
あいつには何故か直ぐに見つかってしまう。
“どうして付きまとうんだ”と
その日そう問いた時、あいつは言った。
“……………だって、寂しいんだもの”
その日、初めて見た表情だった。
どこか遠い目をしていた。
誰も分からない、あいつだけにしか見えない物を、
見ているような……………
そんな瞳だった。
───“これはとある人のお話”───
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冷泉 雪桜(プロフ) - ％さん» 訂正しました！指摘ありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年11月15日 22時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
％ - いつも楽しく読ませて頂いております！誤字があったので、お知らせしますね。参佰陸の「見つけます」が「見つめます」になっています…。更新頑張ってください！応援してます！ (2019年11月15日 18時) (レス) id: 02aec80553 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年11月11日 7時
