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†佰伍拾捌† ページ39

涙が勝手に出て来て、
胸がじんわりと暖かくなった。

頭を撫でる手からは、
国行と国俊の手の温もりを感じた。
俺は知ってる。いつも助けてくれたこの手を。

名前も知らない、この人の手を。

君だったんだ。









蛍丸「…………グスッ………グスッ」

??「?…………ほたうまう?」


蛍丸「何で、だろ…………俺、君を知ってる。
きっと遥か昔から…………知ってる」


??「…………だ、いジョウ、う。
あかし、あいぜん、いっしょ。おえもいっしょ」








にっこり笑って、俺をぎゅっと抱き締めてくれた。
俺は一人じゃなかった。いつも側に彼がいた。
こんなにも心が温かくなるの、初めてだった。

心はこんなに温かいんだね。

こんなにも、嬉しいんだね。








蛍丸side〜end〜
_______________

Aside







歌仙「あ〜る〜じ〜?」

『…………は、はい』


歌仙「君はいつになったら学習するんだい!?
あれほど霊力を乱用するなと言ったじゃないか!
霊力は君の命そのものでもあるんだよ!?
どうして無駄使いするような事をするんだ!
大体君は優し過ぎる!
何かあってからでは遅いんだよ!?

そもそも…………」









皆様、お早うございます。九重です。
今現在進行形で歌仙様にこっぴどく叱られています。

何故かって?ええ、お察しの通りまたぶっ倒れました。
歌仙様のこの台詞…………何回目だっけ。
もう数えきれない程毎度叱られているような気がする。








薬研「毎度大変だな?たぁいしょ」

『ご、ご迷惑おかけしました…………』


薬研「まあ、それがあんたらしいかもな。
でも毎度あちこちで倒れられたら
こっちも肝が冷えるから、
ほどほどにな?皆心配するしよ」


『気を付けます…………』

歌仙「聞いているのかい!?」

『は、はい!聞いてます聞いてます!』









と、歌仙様はガミガミと怒りながら
ご飯を装ってくれている。
…………母親ってこんな感じなんだろうか。
凄い怒っていながらやってることは凄い優しい。

歌仙様らしい気遣いである。








薬研「…………で、話を変えるが…………」

蛍丸「主さん、大丈夫?」

面影「ニコニコ…………」


薬研「こいつは誰だ?
大将の霊力で実体化してるようだが…………
ましてや実装された刀剣男士でもなさそうだが」









薬研様は蛍丸様を膝に抱えて
ニコニコとしている面影様を親指で指差した。
さて、どう説明するか…………

†佰伍拾玖†→←†佰伍拾漆†



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冷泉 雪桜(プロフ) - tomo10260403さん» コメントどうもありがとうございます!薄桜鬼も読んでくださって……感謝でしかないですね!これからもよろしくお願いいたします (2019年9月17日 12時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - 冷泉 雪桜さまの作る作品の虜になりました!薄桜鬼も刀剣乱舞も一気に読んでしまって、小説を読むのが苦手なほうなのですが、のめり込むようにするすると入ってくる文章に、夢中です! (2019年9月16日 17時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2019年9月6日 1時

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