†佰弐拾弐† ページ3
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獅子「どうでもいいって訳じゃないぜ？
ただ“主が言ってるほど心配はしなくていい”
って事だよ。そのうちひょっこり目覚めるさ」
『…………だといいのですが』
獅子「あ、そう言えば朝飯、
燭台切が用意していたぜ？
主、飯まだだろ？」
『あっ！ありがとうございます、
じゃあ朝御飯食べてきますね』
何かお腹すいたなと思ったらナイスタイミングだ。
燭台切様のご飯は今まで食べてきた中で
最高においしい。
今日は何だろう？和食定食がいいなぁ。
味噌汁飲みたいなぁ。
なんてウキウキしながら、
ぺこりと獅子王様に頭を下げて朝御飯を頂く事にした。
よし、ずっと寝ていたし、
今日は掃除を頑張ろうかな。
Aside〜end〜
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獅子王side
獅子「…………行ったか。
ﾊｧ…………いつまで寝たフリしてるんだよ、膝丸」
膝丸「………………」
パタパタと軽い足取りで廊下を
歩いて行っちまった主の背中を見送って、
俺はちょっとしか開いてなかった障子を
もっと開いて、膝丸に声をかける。
すると膝丸はゆっくりと目を開けて
顔をこちらに向ける。
…………ちょっと不機嫌だ。
獅子「体の調子はどうだ？膝丸」
膝丸「嗚呼、大分楽にはなった。
足はまだ思うようには動かないが」
獅子「あのさぁ、霊力不足で倒れちまった
主よりも先に目を覚ましたお前が
何で未だに寝てるフリ何かしてるんだよ」
上半身だけ起こした膝丸に向かって
俺が呆れながらそう言ってやると、
膝丸は少し気まずそうに視線をそらした。
いや分かるけどさ、気まずいのは。
獅子「記憶はあるのか？」
膝丸「…………いや、あまり…………
だが、皆には迷惑をかけてしまったようだな。
源氏の重宝である俺が、堕ちかけるとは。
獅子王、その…………すまない」
獅子「…………いいっていいって、
操られてただけなんだろ？
そう思ってるなら、こんな大騒ぎにするつもりは
無かったって事だよな。
気にすんなって！と言うか言う相手間違えてるぜ？」
膝丸「…………獅子王はあの人の子を信じているのか」
獅子「おう！膝丸、今の主はお前を
命張って助けてくれた。
そんな人間、そう居ない。
同じ時代を生きてきたお前も、それは分かるだろ？」
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冷泉 雪桜(プロフ) - tomo10260403さん» コメントどうもありがとうございます！薄桜鬼も読んでくださって……感謝でしかないですね！これからもよろしくお願いいたします (2019年9月17日 12時) (
レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
tomo10260403(プロフ) - 冷泉 雪桜さまの作る作品の虜になりました！薄桜鬼も刀剣乱舞も一気に読んでしまって、小説を読むのが苦手なほうなのですが、のめり込むようにするすると入ってくる文章に、夢中です！ (2019年9月16日 17時) (レス) id: f4aa91fff9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2019年9月6日 1時
