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肆拾壱 †感と情を失った神様† ページ2
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好きだった。
人が好きだった。
それと共に、僕は人を恨んだ。憎んだ。
そんな、正反対の感情を抱えたまま………
人の真似事をしながら“生きる”と言う行為を
今までして来た。
でも、それは鉛や鉄よりも、重かった。
体が重かった。とても。
抱えるものが大きい程、苦しいだけで。
何も出来なかったんだ。
そんな自分が、許せなかった。
僕を神だと言うけれど、
君の小さな願いでさえ、叶えれない神なんて。
もういい。
───カミサマ───
──どうか僕を、殺してください──
not,side〜end〜
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作者名：冷泉 雪桜
| 作成日時：2020年7月6日 12時
