【刀剣乱舞】その縁、巡りゆく定め (ページ8)

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†漆佰肆拾漆† ページ8

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加州「(どう言う事………！
古株の短刀達が、次々に………！)」

切国「加州！本丸に何か入り込んだようだ！！
短刀達を抑えるのを手伝え！

これ以上負の感情を出させてはいけない気がする！」

加州「！了ー解！！」

いち早く異変の原因に気づいたのは初期刀であった。

付喪神の中でも、常に人の懐にいた
短刀達の精神は人に最も近しい。故に非常に脆い。
それを悟った山姥切は加州に呼びかけ、
二振りは各短刀達の元へ駆け寄る。

宗三「お小夜！」

江雪「お小夜、落ち着きなさい！」

小夜「あ、あああっ！兄様、兄様っ………
止めて止めて、主、折らない、でっ！！」

切国「すまないが宗三、江雪。
小夜左文字には眠ってもらうぞ」

宗三「しか、し」

切国「本丸に恐らく邪気が入り込んだ。
それに当てられているんだろう、悪く思うな」

小夜「ｯ………ぁ」

宗三「お小夜っ！」

切国「すまない」

江雪「………いいえ、恐怖するより
眠った方がいいでしょう……ありがとうございます」

加州「乱と前田、ごめん！」

乱「う、くっ！？」

前田「か、はっ……！」

一期「乱、前田！」

加州「薬研、後頼んでいい？」

薬研「………嗚呼」

加州「薬研は大丈夫？」

薬研「何とか、な………俺は今剣や
こいつらとは違って、
折れる理由を知っていたからな………」

切国「今剣は？」

膝丸「眠らせた。すまない、独断でとっさに
今剣に手を上げてしまった」

髭切「いいや、お前は正しかったよ、弟。
岩融、気持ちは分かるけど、我慢をおし？」

岩融「ｯ………嗚呼、すまん取り乱した」

髭切「うんうん。さて………
これからどうするんだい？初期刀君。

まあ……まずこの良くない気配の持ち主を
見つけた方が良さそうかな？」

切国「………にっかり、石切丸。
先程妙な気配を感じたらしいな？鶯丸から聞いた。
詳しく聞きたい。
九重と関わっている可能性がある。

俺には………九重が理由もなしに
何も残していかないとは思えない」

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