検索窓
今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:67,620 hit

†陸佰陸拾弐† ページ4









太鼓「恋愛小説?」


小竜「そうそう。これをにっかり君が
俺に貸してくれてね。

中々面白いよ」









小説について話すと、太鼓鐘は“へぇ”と
俺が持つ小説をズイっと近づいて見つめてくる。









太鼓「どんな話だ?」


小竜「鬼の女に恋をする男の話だよ。
あー、昔にも似たような物もあったなぁ」


太鼓「嗚呼、坂上田村麻呂の伝説か?
鬼の頭領だった女鬼と駆け落ちしたあれだろ?」


小竜「そうそう。人間は面白い。
こうやって物語を作っては
後世に残していくんだからさ」


太鼓「?……うーん」

小竜「?どうかした?」


太鼓「何かよー、どっかでこの話と
似た光景を見たことがあるような
気がすんだよなー」









??「おやおや、何やら楽しそうだね。
混ぜてもらえるかい」


太鼓「お?大般若!………何食ってんだ?」

般若「さけいか。食べる?」

太鼓「食う」

小竜「(食べるんだ………)」









そこへやって来たのは大般若。
またさきいかとか食べている………
(それがなきゃ見た目通りのいい男なんだけどな)

もしゃもしゃ食べながらいい顔で笑うと
何か癪に触るよね。









般若「恋愛、ねぇ………小竜は
恋煩いでもしているのかい?」


小竜「俺に似合う主探しには
恋い焦がれてはいるが、違うかなぁ?

にっかり君に貸してくれてたのさ」


般若「ほう?」

太鼓「そう言えば大般若は主を口説いていたよな」


般若「ハハッまあねぇ。あんな魅力的な瞳と
香りをしてるなら誘っているようにしか
思えないんだがなぁ」


小竜「否定はしないな」


太鼓「程々にしとけよー、主が困るだろー。
多分主そう言うの慣れてないだろうしなー」









†陸佰陸拾参†→←†陸佰陸拾壱† 伊達男の弱みの話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
537人がお気に入り
設定タグ:燭さに , 刀剣乱舞
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

冷泉 雪桜(プロフ) - 雨宮@たふるさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2020年3月12日 13時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮@たふる - いつも楽しく読ませてもらっています。続編おめでとうございます。たまに来る燭さに、にきゅんとしてます!これからも頑張ってください。応援してます。 (2020年3月7日 15時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2020年3月5日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。