†陸佰陸拾弐† ページ4
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太鼓「恋愛小説?」
小竜「そうそう。これをにっかり君が
俺に貸してくれてね。
中々面白いよ」
小説について話すと、太鼓鐘は“へぇ”と
俺が持つ小説をズイっと近づいて見つめてくる。
太鼓「どんな話だ?」
小竜「鬼の女に恋をする男の話だよ。
あー、昔にも似たような物もあったなぁ」
太鼓「嗚呼、坂上田村麻呂の伝説か?
鬼の頭領だった女鬼と駆け落ちしたあれだろ?」
小竜「そうそう。人間は面白い。
こうやって物語を作っては
後世に残していくんだからさ」
太鼓「?……うーん」
小竜「?どうかした?」
太鼓「何かよー、どっかでこの話と
似た光景を見たことがあるような
気がすんだよなー」
??「おやおや、何やら楽しそうだね。
混ぜてもらえるかい」
太鼓「お?大般若!………何食ってんだ?」
般若「さけいか。食べる?」
太鼓「食う」
小竜「(食べるんだ………)」
そこへやって来たのは大般若。
またさきいかとか食べている………
(それがなきゃ見た目通りのいい男なんだけどな)
もしゃもしゃ食べながらいい顔で笑うと
何か癪に触るよね。
般若「恋愛、ねぇ………小竜は
恋煩いでもしているのかい?」
小竜「俺に似合う主探しには
恋い焦がれてはいるが、違うかなぁ?
にっかり君に貸してくれてたのさ」
般若「ほう?」
太鼓「そう言えば大般若は主を口説いていたよな」
般若「ハハッまあねぇ。あんな魅力的な瞳と
香りをしてるなら誘っているようにしか
思えないんだがなぁ」
小竜「否定はしないな」
太鼓「程々にしとけよー、主が困るだろー。
多分主そう言うの慣れてないだろうしなー」
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冷泉 雪桜(プロフ) - 雨宮@たふるさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします (2020年3月12日 13時) (レス) id: 18535e1a43 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮@たふる - いつも楽しく読ませてもらっています。続編おめでとうございます。たまに来る燭さに、にきゅんとしてます!これからも頑張ってください。応援してます。 (2020年3月7日 15時) (レス) id: 3cde28d88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:冷泉 雪桜 | 作成日時:2020年3月5日 19時