元社畜。異名リリスとなり、お気に入りの愛を探します。2 (ページ14)

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やっと何するか決まった！あとは練習するのみだな！ページ14

パーパパラパラパー！

『あ…もう5時…というか演奏上手だなぁプルソン君』

「あれ？知ってるのピクシーの正体」

『5時ごろに屋上見に行ってみると居ますもん。同じクラスだし…何故か周りのクラスメイトは気づいていませんが』

「…多分気づいていないのは認識阻害のせいだと思うよ？」

『認識阻害？よくメガネとかある…』

「うん。まあ詳しいことは個人情報だから言えないけどね」

『まあでしょうね…』

まあでも、そういうふうに言うんだったら家系魔術の可能性が高いかな？

……ん？認識阻害？

『突然消えるマジック(魔術)ショー…？』

「おっ！案が浮かんできたじゃん！」

『少し参考に探究してみます。ありがとうございますこんな時間まで』

「良いの良いの！常に生徒の向上を最優先とした行動を取るのが教師だからね」

『ッはい！』

そんじゃ後ちょっと頑張ってみるか。

〜〜〜
ダリside

彼女の実力は教師陣の中でも話題になっている。しかもあのカルエゴ先生が気にかけるほどだ。

一年生で最初から高位魔術を扱う生徒は殆どいない。
あんな魔力量を持つ生徒もあまり居ない。そして…
基礎魔術を誰も知らない魔術として扱う悪魔なんていない。

それで位階5(ランクへー)で収まっているのがむしろ教師陣が不思議に思っている。そんな実力を彼女は過小評価しすぎている。自己肯定感もとてつもなく低く、むしろ位階5(ランクへー)で収まるはずのない実力を認めず、自身の位階(ランク)を相応しくないと言った。う〜ん…これはある意味問題かな？

「ふいっダリ先生何かお悩みですか？」

「スージー先生。いや〜ミフユさんが自分の位階(ランク)が相応しくないって言ってましてね〜」

「えっ！でも魔力量も技術もとても高いですよね？」

そう、モモノキ先生の言うように、魔力はカルエゴ先生…いや、理事長にも並ぶ魔力量。技術も申し分ない。だから今の位階(ランク)が良い意味で相応しくないのだ。

「本人曰く家系能力はウァラクさんの方が上手く扱えるし、魔術もアスモデウス君の方が精度が高いからだって。自分のことを過小評価しすぎてですね…」

「ふいっミフユさんには自分の実力を自覚して貰わなければいけませんねぇ〜！」

さて、カルエゴ先生にも伝えておくか。