EPISODE 0-17 ページ18
ﾘﾄﾞﾙ｢A、どうしてキミはボクと仲良くしてくれるんだい？｣
リドルは俯いたままそう言った
どうして彼がそんなことを聞くのかすぐに分かった
｢貴方と居る時間がとても楽しいからよ｣
ﾘﾄﾞﾙ｢楽しい？ボクと居る時間が？｣
｢えぇ。
貴方と居る時間の楽しさは貴方にしか作れないわ｣
だから自信を持って、顔を上げて？
私の言葉に彼はゆっくりと顔を上げて言った
ﾘﾄﾞﾙ｢ねぇA。
もしも、ボクが一人になってしまってもキミは友達で居てくれる？｣
｢ボクとの時間を好きだと言ってくれるかい？｣
と不安げな顔で私を見つめるリドル
｢勿論よ。約束するわ｣
そう言って彼の手を取り小指を絡める
彼は照れくさそうに笑った
その後トレイのお菓子の話やケイトの話をしていると、べーチェルとルクスが戻ってきた
彼等を厩舎に戻し餌をやり、リドルは寮へ戻る
ﾘﾄﾞﾙ｢今日は楽しかったよ。
また今度お茶会を開くから来ておくれ｣
｢えぇ、よろこんで｣
そう返事をし、自分の部屋へと向かう
｢すっかり遅くなってしまったわ…。
デイヴィスは怒ってるかしら？｣
そんなことを考えながら歩いていると、学園長室から三人と1匹が出てきた
｢(あれは、入学式の……)｣
黙ってすれ違おうと思ったがグリムがそうはさせてくれなかった
ｸﾞﾘﾑ｢あっ！
お前は入学式でオレ様を閉じ込めた奴！｣
グリムの声にその場の三人が私の方を見る
ｴｰｽ｢え！あのめっちゃ美人な人？！｣
ﾃﾞｭｰｽ｢氷の魔法も見事だった…！｣
段々とこちらに近付いてくる彼等
学園長室から出てきたということは、グレートセブンの石像を壊したことを怒られていたのかしら
面倒なことになりそうだったから私はぺこりと頭を下げて彼らの間を通り過ぎた
｢(感じ悪かったかしら…)｣
そう思いながらも廊下を歩くスピードを上げ、自分の部屋へと急いだ
EPISODE 1【真紅の暴君】→←EPISODE 0-16
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哭狼 - 美のプロフェッショナルに挟まれた美人夢主とか眼福な、空間が出来てると思うと絵画になりそうで想像するだけで麗しいですね。作品とても面白かったです応援してます！ (2020年6月21日 15時) (
レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
コシヒカリ。(プロフ) - ラムさん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新になってしまいますが、手は抜かず皆様に楽しんで頂ける作品にするつもりです。暖かく見守っていただければ幸いです (2020年5月31日 21時) (レス) id: a89ecb096c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い続きが気になる (2020年5月31日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
コシヒカリ。(プロフ) - メメメさん» 嬉しすぎる感想をありがとうございます！これからもメメメさん含め読者の皆さんが楽しんで頂ける小説にしたいと思います！更新頑張ります！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: a89ecb096c (このIDを非表示/違反報告)
メメメ - お話の一つ一つの言葉選びから、話の構成から、全部好きです。 このような神作品に出会えて幸せです。 更新を応援しています(*´∀｀*) (2020年5月30日 20時) (レス) id: 601870513e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コシヒカリ。 | 作成日時：2020年5月28日 20時
