EPISODE 0-13 ページ14
彼の話を聞きながら紅茶を飲む
最後の一口を飲み干せば、それを待っていたかのようにデイヴィスが腕を広げる
私はティーカップを片付け、彼の腕の中へ
すると彼は私の頭を撫でながら口を開く
ｸﾙｰｳｪﾙ｢この髪は、シェーンハイトにしてもらったのか？｣
｢いいえ、ルークよ。どうかしら？｣
ｸﾙｰｳｪﾙ｢なかなか良いセンスをしているな。
よく似合っているぞ｣
と優しく笑ったデイヴィス
｢こうして撫でられると、昔の事を思い出すわ｣
ｸﾙｰｳｪﾙ｢そうだな｣
ふっと笑って彼は言った
デイヴィスに出会わなかったら今の私はきっと居ない
ヴァルやルーク、レオナ達にも出会うことは無かった
だから貴方にはいつも感謝してるのよ、デイヴィス
ｸﾙｰｳｪﾙ｢A、今日は久しぶりに二人で水やりをしに行くぞ｣
そう言って私の手を取り立ち上がるデイヴィス
｢水やりなら私一人でも｣と言うが、彼は｢たまには俺も様子を見に行かなくてはな｣と言って二人で植物園へ向かった
【植物園】
ｸﾙｰｳｪﾙ｢こんなにマンドラゴラが育っていたとは…。
次の授業はマンドラゴラの収穫にするか｣
｢こっちの薬草もそろそろ収穫時期よ｣
と話しながら水をやる
いつもならレオナが横になりながら話し相手になってくれるけど、今日は居ない
｢(珍しい事もあるものね…)｣
なんて思っていると口角が少し上がる
ｸﾙｰｳｪﾙ｢なんだ？楽しそうだな｣
｢ふふっ、何でもないわ｣
ｸﾙｰｳｪﾙ｢そうか。今日、この後は何をするんだ？｣
｢今日は馬術部に顔を出そうと思っているわ｣
私がそう言うと、彼は｢ローズハートが喜ぶな｣と笑いながら言った
その後デイヴィスは授業がある為、私は一人で大食堂へ
すると両肩を軽くポンッと叩かれる
ﾗｷﾞｰ｢元気っスか？｣
｢ラギー、びっくりしたわ。元気よ｣
振り返るとニシシッと笑うラギーが居た
｢食堂っスか？一緒に行かない？｣っと聞かれ、｢ええ、勿論｣っと答える
｢そう言えば今日、レオナが植物園に来てなかったわ。
随分と頑張ったのね｣
ﾗｷﾞｰ｢え？！
今日レオナさん植物園に居なかったんスか？！｣
｢えぇ、居なかったわよ？｣
私の言葉に心底驚いた顔をするラギー
固まる彼の顔の前で手を振れば、ハッとして顔を振った
ﾗｷﾞｰ｢驚き過ぎて意識飛んでたっス…｣
｢ふふっ、面白いことを言うのね｣
私が笑うと彼は｢そんな笑うなよなー｣と言って私の頭をわしゃわしゃと撫でる
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哭狼 - 美のプロフェッショナルに挟まれた美人夢主とか眼福な、空間が出来てると思うと絵画になりそうで想像するだけで麗しいですね。作品とても面白かったです応援してます！ (2020年6月21日 15時) (
レス) id: adf4aefcff (このIDを非表示/違反報告)
コシヒカリ。(プロフ) - ラムさん» 読んでいただきありがとうございます。亀更新になってしまいますが、手は抜かず皆様に楽しんで頂ける作品にするつもりです。暖かく見守っていただければ幸いです (2020年5月31日 21時) (レス) id: a89ecb096c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 面白い続きが気になる (2020年5月31日 20時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
コシヒカリ。(プロフ) - メメメさん» 嬉しすぎる感想をありがとうございます！これからもメメメさん含め読者の皆さんが楽しんで頂ける小説にしたいと思います！更新頑張ります！ (2020年5月30日 21時) (レス) id: a89ecb096c (このIDを非表示/違反報告)
メメメ - お話の一つ一つの言葉選びから、話の構成から、全部好きです。 このような神作品に出会えて幸せです。 更新を応援しています(*´∀｀*) (2020年5月30日 20時) (レス) id: 601870513e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コシヒカリ。 | 作成日時：2020年5月28日 20時
