【wrwrd】目の前に推しがいるんだけど！？2【d!】【軍パロ】 (ページ7)

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俺を起こしやがったあの緑野郎を部屋から追い出して、動きやすいいつもの服装に着替える。
ここ何日も特定の人物しか入室を許可していない部屋はほの暗く、また、足の踏み場も制限されていた。

性格柄、ないと落ち着かないそれらを見て思うのは何も無い。たまに依頼主から不気味がられることはあるが、そんな化け物を使ってるのはお前らだろとその度に思う。

無駄に良い視力を何故か使って、何も無い空間をただ睨んでいると、カーテンの隙間から一筋の光が入っていた。黄色のインクをたっぷりとつけた筆を綺麗に滑らせたかのように見えるその空間には、その現象と相反して大量の埃がばらばらと舞っていた。

zm「おーい、流石にもう着替え終わっとるやろ。はよ行かな皆居らんくなるで」

先程のようにドアを叩かれれば、そんな言葉が掛けられた。うるせえな。

『だっる。何で俺までお前らの仲良しごっこに付き合わないとあかんねん。巻き込まれる俺の身にもなって欲しいわ』

ボロボロと口を開いてしまっては止まらない棘を次々と吐いた。別に遠くなっても困らない間柄ではあるし、最悪全員殺して他国から褒美を貰ってもいい。また、あの部屋に戻って汚水を飲んで生活してもいい。そう思っていたから。

久しく自ら開けていなかった扉を開けた。特に音も立たず開いた何故か灰色の扉の先には、緑色が広がっていて、今にも扉を開けようとしていた。

zm「髪ボッサボッサやな。それぐらい、ちゃんと梳いてきいや」

俺のこの容姿を見て、一言目がそれか。うるさいうるさいと思って無視をする。
適当に歩いていればどうにかなるだろうと歩き出せば、後ろの緑野郎に手を掴まれた。