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「いい加減にしろッ!!!」
イシュタル「跳躍力高すぎるッ...!?」
「一回地に叩き落としてやる!!!」
...ジグラットが崩壊しないからいいものを、本来ならあの女神ごと我が葬っていた。あの女が他人でなければ、我は躊躇などしない。
「次はどうやられたい?」
イシュタル「このっ...!」
「前の記憶があるってんなら、普通ならこっち側につくべきでしょうが!!!」
イシュタル「知らないわよ!私はッ...!」
「...イシュタル?」
イシュタル「...今日はこのぐらいで勘弁してあげる。」
ギルガメッシュ「なんだ?尻尾を巻いて逃げるのか?」
イシュタル「私はいつもの散歩で立ち寄っただけ。じゃあね、裸のウルクの王。それとシドゥリ、ギルガメッシュが死んだら私がウルクを助けてあげなくもないわ。白旗を持って待ってなさい。」
シドゥリ「...白旗...ぱたぱた...でしょうか?」
ギルガメッシュ「...」
彼奴が離れる瞬間、思わず手を緩めてしまった。もう二度と離さないと...そう決めていたのに。
「学秀も本来の目的を忘れない!」
マーリン「君も忘れかけてたけどね。」
離れたら死ぬ。消える。また我は守れずに傍観するだけ。
蓮巳「ギルガメッシュ王、あまり後輩に近づかないでいただきたい。」
「蓮巳先輩、ギルガメッシュ王の信頼を無駄にしないで。」
ギルガメッシュ「...まあよい。シドゥリ、仕事の続きだ。」
「ほらね...皆、宿を探しに行こう。今回の件で王さまから信頼を失った馬鹿が多いし、ゆっくり人選しないとね。」
ギルガメッシュ「ああ、人を選んでくれ。お前なら信用できる。どうしても我の役に立ちたいというのであれば、当面の間は下働きしろ。」
セイバー「下働き?」
ギルガメッシュ「前線で戦うも良し、市内で働くも良し。好きにしろ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年2月23日 8時