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マーリン「私の名前はマーリン、こちらの少女がアナ。...さて、君には本名を教えてもらおうと思ったけど...名前があってて助かったよ。」
直哉「なんで知っとるんや。」
マーリン「ん?もしかして覚えてないのか...?夏蓮の膨大な魔力を使って、君たちの世界に干渉しただろう?」
「...あー!私が一回死んだかもって時!?無為転変されたときだよね!?」
マーリン「そう!さあさあ、私にたくさんお礼の言葉を降らせてほしい!雨のごとく嵐のごとく!」
セイバー「ああ、ありがっ...」
フォウ「マーリンシスベシフォーウ!!!!!」
マーリン「ドフォーウ!?」
「...セイバー、礼は言わんでよろしい。」
セイバー「あ、ああ...」
ロマニ「マーリンだってぇぇぇ!?ブリテン島の大魔術師、夢魔と人間の混血!あのアルトリア・ペンドラゴンを王として担ぎ出し、宮廷魔術師となった世界有数のキングメーカーにして最高峰のロクでなしが!?」
直毘人「なんだ、口が悪いな。」
ロマニ「事実だから!!!しかもサーヴァントとして!?世界の終わりまで死ねないはずのグランドの魔術師が!?」
『ロマニさん、声大きい。二度と通信しないよ?』
ロマニ「ご、ごめん...嫌ってもいいけど、通信だけは可能な状態にしてほしい。知らないところで君たちに死なれるのは困るからね。」
『カルデアの君たちは忘れているようだけど、私たちのこのやりとりも、何もかも三度目だよ。』
ロマニ「...ん?」
『そう、この世界はどう抗おうと繰り返される。聖杯を回収しても同じようにね。』
ロマニ「そ、そんなことがあるわけ...!」
『その繰り返しを止めるのがシーリだ。消えたマスターとサーヴァントを助けるのも、この特異点を修復する鍵も彼女。それだけは忘れないでほしい。』
『マーリン、この魚食べれるの?』
『ああ、その魚は...その魚は毒だから捨てる!!!ペッしなさい!!!』
ロマニ「...大変そうだけど、今は向こうに委ねるしかないか。」
真希「A、絶対に失敗すんじゃねーぞ。いくら繰り返すとはいえ、王様が死んだら何もかも終わると思え。」
『わかってる!必ずいい結果を持ち帰ってくるよ!』
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年2月23日 8時