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五条「消えた?」
「...消えた理由は目の前に。...もう一度行ってくる。」
先人たちが揉み消した不祥事を持ち出しておいて、自分達は無傷だと思い込んでいる。繋がりを見つければ奴らを潰すことができる。
「よっと」
夏油「一番最悪な土足だ...」
七海「...」
「スバル、大丈夫?」
スバル「...」
「大丈夫、自然体でリラックスして。...明星さん!ステージに来てください!」
明星「はい。」
会場がざわめく。そりゃそうだろう。数年前に死んでいたと思われた明星スバルの父親が、生きてここにいるのだから。
知っているのはキラキラ先輩、流星隊、誠矢、煌、私だけ。誠矢と煌も反撃の時まで、彼の家族にすら生存を明かしてこなかった。
明星「...この話を持ち出したからには、自分達も同じ仕打ちを受けるってことを覚悟してください。」
「スバル、どう?喋れる?」
スバル「...っ」
父親がいても吐きそうになっている。ずっと体が震えているし...本選でも我慢して踊って歌ったから、もう限界が来ているんだ。
「こればかりはあなたが喋らないといけない。...人の弱った姿を撮影するようなクズなら、もう潰させてあるから。」
菊岡「会場で許可のない撮影は禁止です!発見次第取り押さえさせてもらいます!」
「...キラキラ先輩、頑張って。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月28日 21時