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三社共闘 ページ37
吉田｢...危なかった...A、お前は不幸だったね。恐ろしい病にかかった者に殺されかけて...｣
｢...うるさい。｣
吉田｢いつから起きていた？｣
｢今。その人の声で喋らないでくれない？迷惑なんだけど。｣
吉田｢この点滴と車椅子ごと、今すぐ浮遊を解除したっていいんだよ。そうすれば海で溺れて死ぬことになるけどね。｣
｢試せばいいのに。...お前が乗っ取ったその人の記憶、わかるでしょ。大切な人と見に来た海、大切な友人と酒を飲んだ場所、派手な喧嘩をしても、すぐ仲直り。｣
吉田｢...｣
｢このまま一週間か...私もその人みたいに幸せな日常を選べばよかったかな。すごい苦しい。｣
吉田｢そう...覚悟を決めたんだね。私のために生贄となってくれ、A。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2021年1月23日 9時
