ミミック ページ11
煌「...明星の無実を晴らす、か。」
太宰「どうしたんだい?」
煌「依頼がどうも上手くいかないんだ。コズプロ...奴らが上手く情報を隠していやがる。」
太宰「噂だと、芸能界トップが可愛いお人形さんを隠してるーなんて話もあるようだね。私なら出来なくもないけど、面倒だからパス。」
煌「端から期待してない。」
太宰に織田作が面倒を見ているという孤児たちの元に案内された。俺のような善人なら、彼らが目の前にいるだけで癒されるだろうと。...何故善人と決めつけられたんだ。
煌「...俺は」
太宰「君は間に合うよ。私はこの世界でしか生き甲斐を見つけれない、哀れな人間だ。でも君なら表世界でも生きていけるよ。」
煌「っ...」
神隠しの呪いを受けてしまって、俺は誰よりも歳をとった。ヴァサゴより老けていたかもしれない。俺はその事実を忘れて、人殺しとして生きてきて...
最後にはキリトと同じ年齢に戻れたけど、俺は人を殺すことでしか生きていけない。
太宰「私にもこんな良心があるなんてね。...暫くここで待っていてくれ。私は捕虜から情報を聞き出す。」
煌「わかった。...少ししたら、俺も織田と合流するよ。首領からアンタたちと同じ仕事を預かっているからな。」
太宰「ミミックかい?」
煌「ああ。」
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月23日 9時