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まりんぶるぅ☆薔薇剣士の存在証明 ページ41
久しぶりに夢を見た。あの日、アリスが連れ去られた日のことを。僕があの時右目の封印さえ解いていれば、アリスは苦しい思いをしなかった。辛い日々を過ごさずに済んだ。
その後悔から僕は過保護になってしまったんだ。もう大切な人を離さない、それを決意したがために。自分で悪いことだってわかっていても、それが全く直せないままでいる。
影片「そろそろスタフェスやなぁ...ユージオ先輩、どうするん?」
ユージオ「もちろん出場するよ。大切な後輩が決戦に挑むんだからね。」
影片「無理しなくてもええよ?」
...あれから三日も経った。椚ヶ丘にいる唯一頼れる人にも会えずに、妹の心は疲弊している。一度高専から椚ヶ丘に戻ったアリスにも会うことは叶わず、今は部屋の隅で寝ている。
葬儀は少し早めに行われた。七海さんが必死に力を使ったけど、彼が目覚めることはなかった。力を消費しすぎたせいで七海さんも倒れて...誰も彼女に話しかけれない。
ユージオ「...少しだけ、無理をさせてくれ。」
ごめんね、A。
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時