訪れる冬、あなたに託す夢 ページ20
Aが死んだ。
魂は私に宿った。
七海「...は?」
五条「七海!早く彼奴を倒せ!!!」
私の相棒は確かに隣にいた。
でも、血を流している彼女が横たわっていて...
五条「七海!!!」
...これはきっと...悪い夢だ。
「ナナミン、布団汗だらけ。汚い。」
七海「...生きてくれて...ありがとうございます。」
「今は引っ付くにゃぁぁぁ!!!」
ユージオ「誰だ自分の布団に僕の妹を引っ込んで(ピーーー)しようとする金髪男は!!!!!」
七海「そうですね、夜にでもそうしましょうか。」
「んにゃっ!?」
ユージオ「腰に手を回すな変態がァァァ!!!!!」
...暫く自分の家に帰れなくなってしまったため、今は菊岡君の自宅に泊めてもらっている。原因は電車が事故を起こしたり、高速でも事故が起きたりと...様々な理由がある。
「ナナミン変態にゃ!罰として...その...苺ソースを塗ったトーストと紅茶しかあげないにゃ!!!」
ユージオ「充分すぎるほどに朝御飯だね...」
七海「...それ、二枚もらえますか?」
「いくらでもやるにゃ!!!」
七海「やっぱり怒ってませんよね。」
一番の理由は、箱から出てきたばかりの彼女を支えることだ。彼女は敵を倒し、むしろ我々五人が手負いの状態。本来なら支えられるのは私たちの方だ。
「んにゃっ」
七海「...急に小さくなりましたね。」
「んー...五歳ぐらいかな?清水さんに私を助けた代償ってことで毒抜かれて、おまけに体も小さくされちゃった。」
清水「とても可愛いわぁ♡この毒もどうやって使おうかしら?ふふっ、楽しみね♪」
ユージオ「...物騒な家になってきたなぁ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時