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民のため ページ38
「...」
紫之「お帰りなさいっ♪」
「うん...ただいま。ごめんね...授業を受ける気分じゃないんだ。暫く寝させてもらえますか?」
佐賀美「普段から問答無用で来てるだろ。別にいいぞ。」
またあの時と同じ目だ。あの時はTrickstarという希望を失って...今度は何を奪われたのだろう。Aから直接聞くには、僕の勇気が足りなさすぎる。
有馬「...」
紫之「有馬さん、こんにちは。...何があったんですか?」
有馬「英恵が死んだ。...なあ、ここに信って女がいるんだろ?会わせてくれるか?」
彼が持っている袋からは血が垂れていた。中身は...想像したくない。
信「ユキ」
有馬「...英恵の首だけ持ち帰ってきた。葬儀の時、遺体は何とか縫い合わせるつもり。」
信「そう...ありがとう、ユキ。英恵も今日まで頑張ったね。お母さんとお父さんが待ってるから...安心して逝きなさい。」
紫之「...」
信「...二人きりで話しましょう。泣くのは全て終わってからよ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2021年1月18日 19時