真紅の薔薇が32輪 ページ5
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｢こいつの魔力、底なしかよ！」
｢絶対に…絶対にボクが正しいんだ！！
そうじゃないとボクは今まで何のために……！｣
｢リドル……！」
｢トレイ、集中して！
気を抜いたら押し切られる！
Aも！！
チームワークって言葉、知ってる？！」
｢…すまない。」
｢チームワーク…くくっ。｣
｢いや、“くくっ”じゃなくてね？！｣
｢先輩たちは一体何をやってるんだ…｣
｢ホンっトにな！
んだよ、このバラバラ感っ！｣
｢えっと…薔薇だけに？｣
｢監督生、少し喋んな。っと…危ねぇっ！｣
｢スイマセン。デュースお箸持つ手の方注意！｣
｢オハシ……？！｣
｢ゴメン、お箸って概念がない所だったの忘れてた。｣
｢きっとデュースは右左すら分からないバカだって、
ユウに思われてるんだゾ…｣
そうやって口を動かしながらも、
我武者羅に魔法を向ける。
｢くっ…！
ボクが間違ってた…？
そんなわけ、ない…よね…？」
皆が一斉に攻撃をしているため、
対応しきれなかったリドル。
トレイの魔法を直で受ける。
…今ので力尽きたのか、眠るように気絶してしまった。
なんとか、なったのか否か。
起きるのを待ってみるしかないな。
ボロボロになってしまった自分の制服を見て
溜息をつく。
今日は帰ったらセベクが真っ先に飛んでくるな…
どうしたのですか、A様ぁぁっ！！！！
と……
髪も所々焦げたし……
後でグリムを叱っておこう。
そしてポムフィオーレで手入れでもしてもらうとするか。
一人、これからの予定を立てていると
監督生が倒れていることに気が付いた。
｢監督生……なぜ倒れている……？｣
｢え……って、本当だ！！大丈夫か？！｣
｢いや、マジでどーして？魔法使ってないよな……
てか使えないよな。｣
｢監督生ちゃんっ？！｣
｢監督生……？！｣
｢ええぇ！！どうしたんだゾ？！｣
皆が声を上げる中で、わらわは監督生に近付く。
取り敢えず、運ぶとしようか。
そう思い、滅茶苦茶になった地面から
監督生を引き摺り、背負う。
うむ、運べないこともない。
そしてリドルの隣にドサッと下ろした。
｢えぇっ！！
Aくん何やってんの！！｣
｢仮にも倒れている人だぞ……
もっと丁寧に扱った方が……｣
｢うわぁ……
オレ、A先輩には看病されたくねぇ。
監督生、ご愁傷さまです。｣
安らかに眠れよ、と手を合わせ呟くエース。
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らび - ｳ“ｩ”ﾝ“好きです!! 好きです!!! (( (9月17日 17時) (
レス) @page48 id: 8bf3f09ffa (このIDを非表示/違反報告)
テトラネオン - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» あ、ありがとうございます…！これからも可愛い主人公くんの学園生活を見ていただけると嬉しいです！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4b86074b33 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あーーーーーーー夢主くん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いカワイイすき (2021年7月25日 16時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラネオン | 作成日時：2021年6月20日 0時
