怠惰な尻尾が4本 ページ39
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おかげで酸欠起こしそうじゃ。
わらわは強いから問題ないが。
動けないでいると、スタスタと足音がして
ピタリと後ろで止まった。
あ。獣人に背中を向けるんじゃなかった。
｢捕まえるっスよって……
あー……レオナさん。
見なかったフリしても良いっスか。｣
首の根っこ持って差し出そうと思ってたけど、
こりゃムリだわ……と小声で呟く小柄くん。
｢くくっ。自分で歩くから良い。
首の根を摘まれては堪らないからな。｣
植木鉢に突っ込んでいた頭を出して、振り返る。
｢うわっ！顔真っ赤じゃないっスか！！
化け物一歩手前っスよ！｣
｢はっ、見ものだな。｣
寝転びながら僅かに口角を上げるノッポくんに訊ねる。
｢お主は見ない顔だが2年か？
わらわは3年だが。｣
顔の土を払いながら聞く。
すると、間抜けな声が聞こえた。
｢……は？｣
｢ぷっ……ふははっ！！！｣
わらわの次は小柄くんが壺にハマったみたいじゃ。
当のノッポくんはムスッと黙っている。
｢ふっ……ははっ！！
……すいませんって…睨まないでくださいよ。
単位が足りなくて2回も留年したんスから、
2年に間違えられるのもしょうがないっス。｣
｢留年とな…
確かにわらわも最低限の単位しか取ってないが…｣
｢……んなことどうでもいいんだよ。
何でここに居る。｣
そういえば、言い訳を考えていなかった。
頭をフル回転させて、ひとつの答えを導き出す。
｢…………カツサンドの匂いに、つられて。｣
苦しまぎれに言い訳を伝えると、鼻で笑われた。
｢そういうことにしといてやるよ。｣
｢で、何か用っスか？
一緒に食べるとか、普通に嫌なんスけど…｣
｢昼食はストーカーに夢中で買うのを忘れた。｣
｢バカなんスか？！
ってか、ストーカーしてたんスね！！｣
飲んでいたミルクコーヒーを勢いよく置いて
わらわに詰め寄ってきた。
｢獣人であろう者がストーカーに気付けないとは……｣
｢なんでオレが叱られなきゃなんないんスかっ！！｣
｢くくっ。
わらわのことは構うな。
透明なものとして、普通に過ごしてくれ。｣
なんてったって、スパイ。
まだ、こやつらにはバラさぬ。
信頼関係が大事、だからな。
｢何か納得いかねぇんスよ。｣
まぁ、話の出来ない奴に付き合ってるのも時間の無駄か。
と、失礼な事を言ってから、ノッポくんに向き合った。
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らび - ｳ“ｩ”ﾝ“好きです!! 好きです!!! (( (9月17日 17時) (
レス) @page48 id: 8bf3f09ffa (このIDを非表示/違反報告)
テトラネオン - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» あ、ありがとうございます…！これからも可愛い主人公くんの学園生活を見ていただけると嬉しいです！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4b86074b33 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あーーーーーーー夢主くん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いカワイイすき (2021年7月25日 16時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラネオン | 作成日時：2021年6月20日 0時
