ハッピーバースデー 2話 ページ23
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目を見開いて驚きながら、
今日は何かあったっけと思い返す。
別に物凄い功績を挙げたワケでもなし、
他人の命を救う程の良い行いをしたワケでもない。
ではいったいなぜこんなにも
盛り上がっているのだろうか。
｢おや、キョトンとしているが
この状況を分かっているのか？｣
マレウスに訊ねられるも、分からないものは分からない。
素直に首を横に振った。
そんなわらわに、リリアは呆れたように肩を落とす。
｢はーあ。
わしも適当に伝えたが、Aは結構、
真剣に悩んでいたではないか。
なんか最後の方は“どうでもいい”みたいになっていたが。
…誕生日。｣
その言葉でピンとくる。
いや、この説明でピンと来ない人がいたら
是非ともお目にかかりたいが。
｢わらわの……誕生日！！｣
はしゃぐわらわに、シルバーは
このパーティーをすることになった経緯を話す。
｢随分前から親父殿が提案して、
寮生全員で用意したものです。
最近、母…A先輩が観たいと言っていました映画も
用意してますよ。
寮生全員で観ませんか？｣
｢映画……！！観る観る！！！
みんなでポップコーンを頬張りながら観たい！！｣
｢A様がまた1歳、歳を重ねられる……
なんとも喜ばしいことですね！！！｣
眩しい程の笑顔をしているセベク。
｢…ふっ、料理もある。
ディナーをとらなかったことだ。
お腹がすいているだろう。｣
マレウスの言葉に、少し違和感を覚える。
料理……？
この寮の中でまともな料理が出来るのはわらわだけじゃ？
という思いが伝わったらしい。
｢…安心しろ。
モストロ・ラウンジで手配した。
誕生日割り……とかなんとか言ってたな。
とにかくリリアの手料理ではない。｣
｢ならば良いんだ。｣
｢それ、どういう意味じゃ？｣
｢……親父殿、お気になさらず。｣
セベクは顔をしかめている。
多分、複雑な気持ちをしていることだろう。
気にするなと言われたリリアは、
早くも気にしなくなった。
｢ま、今は乾杯じゃ！
Aの生誕を祝して！！カンパーイ！！！｣
まずは紅茶をワイングラスに注ぎ、
皆でカツンと乾杯をした。
それが、少し早い誕生日パーティーの始まりの合図。
────────
｢そこから、まずディナー。
落ち着いたら次に映画鑑賞。
ファンタジーを観たんじゃ！
全員で寝転がりながら肘を着いて。
12時を回った時は、クラッカーに驚かされたな。｣
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らび - ｳ“ｩ”ﾝ“好きです!! 好きです!!! (( (9月17日 17時) (
レス) @page48 id: 8bf3f09ffa (このIDを非表示/違反報告)
テトラネオン - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» あ、ありがとうございます…！これからも可愛い主人公くんの学園生活を見ていただけると嬉しいです！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4b86074b33 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あーーーーーーー夢主くん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いカワイイすき (2021年7月25日 16時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラネオン | 作成日時：2021年6月20日 0時
