真紅の薔薇が30輪 ページ3
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｢ローズハートくんの魔力が尽きる前に正気に戻さねば。
命を失うことも最悪ですが、さらに最悪なのは…」
その後の言葉は学園長は言わなかった。
軽く咳払いをしてから、わらわ達に早口で命令をする。
｢とにかく、君たちは他の教員と寮長たちに応援を
要請して……」
そう言おうとした時。
｢だらぁぁぁぁっ！くらえ！！！」
学園長の言葉を無視して動き出したのは、エース。
｢えぇーっ！？」
と、皆が驚きの声をあげる。
そんな中で、デュースやグリムも続けた。
｢いでよ！大釜！」
｢ふな゛〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！」
くっ…あっははっ…！！
いや、本当にわらわの心をくすぐってくれるな…！
常識外れもいいところだ。
そんな世間知らずたちは好きだぞ。
笑いを堪えるのに必死なわらわとは反対に、
ハートの女王は顔をしかめる。
｢貴様ら、なんのつもりだ？」
機嫌の良かった先程からは一転、
あからさまに嫌な顔をした。
｢ちょちょちょっ、お前らなにやってんの！？」
焦るケイトに、グリムは動じず返事をする。
｢アイツ、あのままじゃ大変なことになっちまうんだゾ！？」
それに続き、デュースも言う。
｢さすがにそこまでいくと寝覚めが悪い。
それに……」
エースが悪い顔をしてマジカルペンを構えながら
最後に言い放った。
｢まだ『ボクが間違ってました。ごめんなさい。』
……って言わせてねーし！！」
……本当、すごく面白い。
｢くくっ。
わらわは乗った…！
先輩に頼ると良いぞ。戦力になれるはずだ。｣
真っ先に反応したわらわの後には誰が反応したか、
とな…？
くくっ。分かるだろう？
｢……お前たち……分かった。
少しの時間なら俺がリドルの魔法を上書きできる。
その間に、頼む。
学園長、寮生たちの避難を頼みます。」
提案に乗ったトレイは控えめに頼み込むも、
学園長はヒステリックを起こす。
｢君たち待ちなさい！危険です！
3年生なら分かるでしょう？！
静かに大人の助けを待った方が良いと！！」
｢そーだよ！
Aくんにトレイくんまで何言ってんのっ？
リドルくんに勝てるわけないじゃん！」
学園長とケイトは慌てて止めてくる。
……このまま闇落ちバーサーカー状態のリドルを
見ていろとでも？
そう黙って不貞腐れていると、エース達が口を開いた。
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らび - ｳ“ｩ”ﾝ“好きです!! 好きです!!! (( (9月17日 17時) (
レス) @page48 id: 8bf3f09ffa (このIDを非表示/違反報告)
テトラネオン - 来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたいさん» あ、ありがとうございます…！これからも可愛い主人公くんの学園生活を見ていただけると嬉しいです！ (2021年7月26日 9時) (レス) id: 4b86074b33 (このIDを非表示/違反報告)
来世は天海くんと最原くんのかれぴになりたい - あーーーーーーー夢主くん可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛いカワイイすき (2021年7月25日 16時) (レス) id: 06f475297c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テトラネオン | 作成日時：2021年6月20日 0時
