4話 ページ4
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一息ついたホームでバイトに行く前に寄ったコンビニで買った水を飲み水分補給。体内の水の量は確か60%だ。これを下回ると脱水症状になるらしい。それは避けたいので水分補給は欠かさずしている。
飲み終わったペットボトルをゴミ箱に捨てながらおっさんどうなっただろう…と脳裏に浮かぶ無様に股間を抑えて悶えているおっさんの姿。
まぁ、痛みで動けないとはいえ何度かあれを食らっているおっさんだから、少しずつ痛みに慣れてきているかもしれない。耐えれる時間が数分から数秒になるかもしれないという恐怖。あのおっさんなら出来てしまうかもしれない…。だから逃げる時は常に全力ダッシュを心掛けている私。
またお婆ちゃんに新しい技を教えてもらわなければならないな。新技だったらあの人もまた慣れるまでの時間がいる。その間にまた私は新しい技を教えてもらい…という永遠リピートをしてやるのさ。私はあんなおっさんには負けないぞ!! まずプライドが許さないからね!!
本日2度目の意気込みをしていると、乗る予定の電車がやって来て私はひょいと乗り込んだ。車内は朝の通勤ラッシュの人の多さよりは全然マシで、座れるスペースがいくつかあった。だがあえて座らずにドアの付近で私は耳にイヤホンをつけながら立つことにした。
最近体重が増えてきたから少しでも運動量を増やしたいのだ。誰だよ…女子高生は自然と痩せていくとかほざいてたやつ…うちのお母さんだよっ! そう言ってご飯大盛りにして食後のデザートまで出してくるから! それを全部食す私が全て悪いんだけどね! あれ結局私が全部悪いじゃん。オーマイガー。
別に男子にモテたいから痩せるわけじゃない。ただ単に着る服が制限されるのが嫌なだけだ。
だったさ、短パン履きたいのに太腿がムチッとしてたら恥ずかしいじゃん…。でもだからといってズボン履いてもやっぱり太腿のラインが浮き出てお肉たっぷりなのバレバレじゃん? つまり痩せなきゃ可愛く服は着れないんだよ。顔が遺伝子的に平々凡々だったらスタイルはマシ寄りにしとかなきゃダメじゃん。それが私の使命だと思ってる。勝手に。
クソくだらないことを考えながら電車に揺られて家に帰るのが私の日課。部活も委員も面倒臭いからという理由で何もやってないとこうなるんだと4つ上の姉で学んだはずなのに、何一つ学習していない私は馬鹿だ。挙句の果てに変なおっさんに捕まるし。私のJKライフ結構ヤバいよね。冗談抜きで。
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きのこ - 読んで2年?後にまた戻ってきた、きのこです!!この時まだ私高校生だったんですよねー!!懐かしい、、今でも銃兎さんは大好きです!!以上、きのこでした!!з=⊃`∀)⊃ヒョオッ (2020年10月25日 1時) (レス) id: 2a559184c7 (このIDを非表示/違反報告)
りりほん(プロフ) - もー本当に最高です…!!また新しいエピソードが読めるとは思ってなかったのでめちゃくちゃ嬉しいですヾ(●´∇`●)ノ (2018年10月31日 8時) (レス) id: 460225bc41 (このIDを非表示/違反報告)
ちはや(プロフ) - 銃兎さんの鎖骨触りたい (2018年10月24日 22時) (レス) id: 4790ffbdc3 (このIDを非表示/違反報告)
トマトご飯(プロフ) - 最高に好きです……!!!やだもう泣けました!!!感動しました!!!好きです!!!完結おめでとうございました!!! (2018年9月13日 21時) (レス) id: ca4bdb1a57 (このIDを非表示/違反報告)
しあ。(プロフ) - かっくいいなぁ!このこ((( 後何か下っぱぽい方々は明日会いに行くので悪しからず。 (2018年9月13日 11時) (レス) id: 3344a8c17f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:id | 作者ホームページ:
作成日時:2018年8月8日 1時