村正 と 村正ちゃん 【刀剣乱舞】

【村正が五振り】 ページ5

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「加州まさか村正もう一振り欲しいわけ？ いやだよー俺。ただでさえ最近霊力の消耗ヤベェっつーのに。一応村正レア刀だからね〜？ 」



「そこじゃなくて他の報酬見てよ！ 修行道具や小判！ 太刀とか他の打刀を手軽にゲット出来るチャンスなんだよ！ ？ 」



「修行道具ねぇ〜俺らまだ阿津賀志山までしか行けてないじゃん。修行行かせるためには池田屋全クリしないといけないんだよ〜？ 」



「後の事を考えれば損はない。そうでしょ？ 主」



「んー、まぁ損はないが…」



「ぼく、はやくしゅぎょうへいきたいです！ 」








元気よく手をあげるいまつるを見て加州は「今剣だってこう言ってるし」とか言っちゃって俺は仕方がなくイベントに参加することに。
全く調子乗らないんだけどねー…。



いまつると加州はみんなに知らせてくるらしくまた猛ダッシュで戻って行った。


今回の編成はどうしよっかな〜。
加州といまつるは安定で、にっかりか堀川くんを入れて、…村正もいれるか。あいつだいぶ力つけてきたしみんなに着いていけるだろうと信じて入れてーあとはどうしようかなぁ。








「主さーん！ どうしたんですか？ そんなに難しい顔をして」



「君らしくないね。ほら、笑いなよ、ニッカリと」



「残念ながら今の俺は笑う事が出来ないようです」




ほらっ、としかめっ面を見せるとにっかりに頬を掴まれ無理やり笑わせられた。




「おいこひゃなにやっふぇんふぁ」



「アハハハ！ 主さんは常に笑顔の方がいいですよ」



「そうそう、こんな風にね」



「やふぃすひぃふぁ」





べしべしと手を叩くと「ごめんごめん」と直ぐに離してくれた。

地味に痛む頰を抑えながら「にっかりは今回のイベント期間中ずっと馬当番な」と吐き捨て颯爽と俺はその場を去る。


数秒後断末魔のような叫び声が聞こえたが気の所為気の所為。

主をからかうのは程々にしろという事だ。





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騒がしい部屋を静かにしようと大げさな咳払い2、3回をするとピタリと喋り声は止み、俺の方に注目してくれた。


全振りいる事を確認してから俺は話し始めた。






「今回のイベントの目的は主に修行道具だ。ウチはとにかく短刀が多い。それも殆どが修行に行ける刀。だから早め早めに準備を整えるため修行道具を集める。ここまでで分からない事はないな？ 」



「はーい！ 」




「んじゃあ次いくなー」






全員が静かに真剣に話を聞いてくれたおかげで話はスムーズに進みみんなお待ちかねの部隊発表となった。

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